こんにちはユキトモです。
今回は「シェル」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- シェルの概要が分かります。
シェル
簡単に言うと
「ユーザーがOSのカーネルへ操作を行うためのコマンドラインインターフェイス」
です。
「コマンドラインインターフェイス」はマウスを使わないで、キーボードからコマンドを入力し、「文字」で実行したいことをパソコンに命令することができるインターフェイスのことです。
シェルはカーネルとユーザーが文字で入力・出力を行うためのプログラムです。
「X Window System」が起動している状態で「Ctrl+Alt+F1キー」を押します。
するとテキストベースのログイン画面が表示されます。
この画面にユーザー名とパスワードを入力するとシェルが起動します。
起動するとプロンプトが表示されます。
このプロンプトの横にカーソルが点滅していると思います。
そこで続けてコマンドを入力します。
そうすると、さまざまな操作をユーザーは行うことができます。
シェルはユーザーのコマンドをカーネルに伝え、またカーネルからの実行結果をユーザーに伝えるます。
シェルは、「X Window System」の「GNOMEターミナル」などを起動したときにも動きます。
Linuxを使う上でシェルは必ず使いますので理解することは必須です。
シェルからいろいろなコマンドを実行することでできることが圧倒的に多いからです。
デスクトップ環境などでいろいろなツールがあって、シェルを使わなくてもいろいろな作業ができるようになってはいます。
ですがシェルを使ってコマンドを入力しLinuxを使うことができるようになるとさらにいろんなことができるようになります。
GUI操作よりもCUI操作(コマンドラインユーザーインターフェース)を使った方が効率的に作業を進める場面がとても多いです。
インターネットサーバでは、セキュリティを考慮して「X Window System」が利用できないようになっている場合もあります。
この時は、シェルを使うことが必須になります。
サーバの操作がほとんどできない状態になります。
そんなシェルですがシェルは思ったほど難しくはありません。
キーボードで全てを操作すると思って下さい。
たくさん操作して慣れるしかありません。
「シェル」ですがもう一つの意味があります。
ユーザーがカーネルに指示を与えて、またカーネルからの結果をユーザーに伝えるプログラムは、コマンドラインベースでなくてもすべて「シェル」と呼びます。
「X Window System」のアプリケーションなどもシェルとして言えるでしょう。
ですがLinuxで「シェル」と言った時は「コマンドラインベースのインターフェイス」を指すと思っていいでしょう。
以上、シェルの概要の解説でした。