進撃の巨人

【進撃の巨人】巨人たちの意外な人間時代について考察!

2023年11月13日

『進撃の巨人』©諫山創/講談社・WIT STUDIO

今回は全ての巨人化をまとめてみました。

進撃の巨人には様々なタイプの巨人が登場します。

作中には様々な巨人が登場しますが大きく分けて3つのタイプに分けられます。

・知性を持たず無差別に人類を喰いまくる「無垢の巨人」
・無垢の巨人の中でも突飛な行動を取る「奇行種」
・人間が任意で変身することのできる「九つの巨人」

です。

これら3つのタイプに共通しているのは元々は人間だったというです。

つまり作中に登場する全ての巨人には人間時代が存在するということです。

これまで進撃の巨人の作中で巨人化した登場人物を紹介していきます。

九つの巨人

まずは現役の「九つの巨人」」を持つ人物です。

 
 
 

※当記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

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エレン・イェーガー

まずは主人公のエレン・イェーガーです。

エレンは父親のグリシャ・イェーガーから

「進撃の巨人」と「始祖の巨人」

を継承していて初期の頃から巨人化の能力を使えた人物です。

特に「始祖の巨人」は九つの巨人の中でも最も強力な力を秘めているため今やエレンは世界情勢に最も影響を与えかねない重要人物になっています。

そしてマーレの潜入任務においてエレンは新たに

「戦槌の巨人」

を継承することに成功しました。

巨人化能力者は数あれど九つの巨人を3種類も継承するという偉業を成し遂げたのは今のところ彼だけです。

エレンが初めて巨人化したのは彼が10歳の頃に父親から巨人化の薬品を打たれて無垢の巨人となり父・グリシャを捕食します。

当時の無垢の巨人のエレンは今のエレンの巨人の姿とは大きく異なります。

見た目が子供時代のエレンによっているのが特徴的ですね。

アルミン・アルレルト

現在の「超大型巨人」の継承者です。

「超大型巨人」は九つの巨人の中でも特に破壊力に長けた巨人でひとたび巨人化すれば周囲の街を丸ごと吹き飛ばすことすら可能なのです。

生きた爆弾のような存在なのでパラディ島の戦力的にもかなり大きな存在になりました。

アルミンンは超大型巨人の前任者であるベルトルト・フーバーを捕食することでこの能力を得ました。

継承の直前アルミンンはベルトルトの攻撃によって瀕死の重傷を追っていたのですが巨人の力を継承したことで一命を取り止めています。

このように巨人の継承によって怪我が治癒する場合もありますね。

アルミンンの超大型巨人はベルトルトと比較すると全体的に細みなのが特徴です。

顔のデザインは頭蓋骨ですし腹部にはあばらが浮いています。

全身筋肉といった要素だったベルトルトの超大型巨人とは違いアルミンンはガリガリに見えますね。

 

ライナー・ブラウン

ライナー・ブラウンは現在「鎧の巨人」を持っている人物です。

「鎧の巨人」の力でウォール・マリアを陥落させた張本人でありシガンシナ区に住んでいたエレンやミカサにとってはかたきとも言える存在です。

硬質化能力で全身を覆っている「鎧の巨人」は攻撃にも防御にも優れておりマーレにとっては大きな戦力となっている1人です。

「鎧の巨人」は最も出番の多い巨人の1つですが実は意外に情報が少ない巨人でもあります。

他の巨人は前任者の情報が少なからず出ているのですが「鎧の巨人」ことライナーの前任者が誰だったのかは今でも不明です。

「鎧の巨人」らしく全身が硬質的な皮膚に覆われており他の巨人の攻撃では簡単にダメージを追わせることができません。

ライナー巨人の体高は15メートルと九つの巨人の中では平均的です。

エレン巨人ともほぼ同じサイズなので二人が巨人化した状態で戦う時は格闘戦に持ち込まれれがちですね。

 

アニ・レオンハート

アニ・レオンハートは「女型の巨人」の能力を持ちます。

彼女は正体を隠して壁内に潜伏し数年間にわってエレンたち第104期のメンバーに紛れ込んでいましたがエレンや調査兵団との戦いで敗北し最後の力で硬質化して結晶の中で眠りにつきました。

元が男性でも女性でも巨人化の薬を投与されると普通は男性の姿になるため外見ですぐに女性だと分かるのはアニの「女型の巨人」だけです。

対抗は14メートルと九つの巨人の中ではやや低めでアニの巨人体らしいしなやかで筋肉質な肉体が特徴です。

「女型の巨人」は九つの巨人が使える特殊な能力を少しずつ使用することが可能です。

元々持っていた格闘センスの高さに加え女型の巨人の能力を駆使して調査兵団にも多大な損害を与えました。

 

ジーク・イェーガー

ジーク・イェーガーは「獣の巨人」の継承者です。

九つの巨人の中でもパッとしない能力だと言われており猿のような見た目と身体能力が多少高い以外には特徴がないとされていました。

しかしに継承された途端、「獣の巨人」は九つの巨人の中でも特に恐るべき力へと進化を遂げました。

ジークにはエルディア人の王家の血が流れていたため本来獣の巨人には備わっていなかった「巨人を操る力」を駆使することができたからです。

またジークは獣の巨人の長い手足を生かし巨大な岩を全力で相手に投げつける「投擲とうてき」を編み出すことに成功しました。

これらの戦法により「獣の巨人」の地位は格段に上がりました。

「獣の巨人」はその名の通り人間離れした獣のような姿になれる巨人体継承者によって姿や能力が変わるのも特徴的な巨人です。

ジークが変身すると巨大なオランウータンのような姿になり長い手足を使って変則的な戦い方ができるようになります。

体高は17メートルとなっており九つの巨人の中では「超大型巨人」についで巨大です。

 

ファルコ・グライス

ファルコはガビと共に上陸したパラディ島でワイン瓶で殴られそうになったガビを庇います。

しかしそのワイン瓶にはジークの脊髄液が入っておりファルコは殴られた瞬間にその脊髄液を飲んでしまいます。

ジークは巨人となったファルコに命令し鎧の巨人であるライナーのうなじに噛みつかせようとしますがその時あぎとの巨人であるポルコ・ガリアードが自らをファルコに差し出しファルコに捕食されたことによってポルコから顎の巨人の力を継承します。

進化した姿は「顎の巨人」でありながら全身が体毛で覆われ顔は口ばしのような形状をしており手は鳥や爬虫類のような鉤爪かぎづめをしています。

同じ顎の巨人ですがユミルやポルコとは見た目が大きく異なります。

まるで「獣の巨人」のようなその姿にはジークの脊髄液を飲んでいたことが関係していました。

ファルコは獣の巨人であるジークの脊髄液を体内に入れたことで獣の巨人の要素を持ち合わせた顎の巨人になっていることが考えられます。

さらにはアニとガビを背に乗せて空を飛んでいる描写もあります。

羽が生えた巨人を見て衝撃を受けた読者は多いのではないでしょうか。

 

ピーク・フィンガー

マーレの戦士の1人ピークは「車力の巨人」を継承しています。

「車力の巨人」は完全四足歩行型の巨人でその背中に物資を積み込んで運搬したり戦車のような装置をつけて移動砲台として戦闘することができます。

他にも獣の巨と同様に巨人化した状態でも言葉を話せるため斥候せっこうとしての活躍にも期待できます。

「車力の巨人」といえばなんと言っても持続力が高いことが上げられます。

九つの巨人の力は変身者に大きな負担をかけるため変身し続けていられる時間や連続して変身できる回数にも限度があります。

しかしピークの「車力の巨人」は巨人化すればそのまま2か月間は巨人状態を維持したまま過ごすことができることが明らかとなっています。

ピークが「車力の巨人」になると馬のような面長の顔つきになりまた髪型もなぜか単発になってしまいます。

初登場時は長期任務に使う物資の運搬だけを担当していましたが機関銃や対巨人砲を背負うことで「歩く戦車」になるのが特徴的です。

 

かつて変身していた九つの巨人

続いては九つの巨人の前任者について紹介していきます。

同じ巨人を継承していても前任者と現在の継承者では巨人化した姿が異なります。

また「獣の巨人」に代表されるように世代感で能力値が異なるというケースもあります。

 

ポルコ・ガリアード

ポルコ・ガリアードは「あぎとの巨人」の継承者です。

「顎の巨人」の最大の特徴は鋭い牙と強靭なアゴで噛みつきの威力が他の巨人とは桁違いです。

巨人体のエレンがどうやっても傷つけられなかった「戦槌せんついの巨人」の結晶体すら「顎の巨人」なら安々と砕いてしまえるほどでした。

その代わりか「顎の巨人」は九つの巨人の中で最も小柄な巨人でもあります。

戦っている描写を見る限りせいぜいエレン巨人の半分程度でしょう。

小柄なのでパワーでは他の巨人に劣りますが素早く小回りが効く戦い方ができるのが「顎の巨人」の利点だと言えるでしょう。

ポルコの「顎の巨人」はトラバサミのように鋭く硬い牙がついています。

前任者のユミルがそうであったように顎の巨人になったポルコは四足歩行で移動します。

ただし「車力の巨人」とは違って四足歩行だけというわけではなくいざ戦闘が始まれば立ち上がって手を自由に使うこともできます。

 

ベルトルト・フーバー

ベルトルト・フーバーは「超大型巨人」の前任者です。

シガンシナ区の奪還作戦においてエレンとアルミンンの連携の前に敗れ去り巨人化したアルミンンに捕食されて死亡しました。

これによって長年マーレが独占してきた超大型巨人の力はパラディ島勢のアルミンンに受け継がれています。

彼は「超大型巨人」の圧倒的な力を使ってウォール・マリアの壁を破壊そのまま一般人に紛れて壁内に潜入しています。

ベルトルトが巨人化した状態は進撃の巨人という作品を象徴するような巨人でウォール・マリアの壁から除くベルトルト巨人の顔は多くの読者に恐怖と驚きを与えました。

ベルトルトの巨人隊は対抗60メートルという破格のサイズ感アルミンンの超大型巨人に比べて筋肉質であり人体模型のような外見をしています。

 

ユミル

ユミルはエレンたちと同期の第104期生の女性です。

兵団に入る前から「顎の巨人」を保有していましたがウトガルド城の戦いで危機に陥った同期の仲間を救うためやむを得ず巨人化したことで正体が明らかになっています。

人間の状態でもかなり高い戦闘能力を持っておりその才能は104期でも上位10人に入るほどだと目されていました。

九つの巨人の中ではかなり小柄で対抗はおよそ5メートルしかありません。

そのため腕力や余力では他の巨人化能力者に劣りますが顎の巨人らしく機動性の高い戦闘が可能となっています。

小さいからと言って決して弱いわけではなくユミル単体でも地形の利が取れれば「超大型巨人」や「鎧の巨人」に勝つことができるとのことユミルに関しては原作でも数コマだけですが「無垢の巨人」状態が描かれています。

元々ユミルはパラディ島内ならどこにでもいる無垢の巨人の一体だったがたまたま遭遇した「顎の巨人」の保有者・マルセルを捕食したことで能力を継承しています。

ユミル巨人の鋭い牙は「顎の巨人」を継承した影響で生えてきたのかと思いきや無垢の巨人の頃から生えていた牙だったことが分かります。

 

グリシャ・イェーガー

グリシャ・イェーガーは「進撃の巨人」と「始祖の巨人」を持っていた人物です。

エレンとジークの実の父親であり表向きは平凡な医者として暮らしていましたがその正体はエルディア人復権派の間で代々受け継がれてきた「進撃の巨人」を持ってパラディ島に入りその後レイス家から「始祖の巨人」を奪還したことで二種持ちの巨人となっています。

作中でもかなり珍しい二種持ちの巨人なので上位に位置するの巨人だと思われます。

しかし本業が兵士であるエレンたちと違いグリシャの本業は戦闘とは程遠い医者なので実際にはそれほど戦闘能力が高かったというわけではないようです。

「始祖の巨人」を持つフリーダに勝てたことも単に

「巨人の力を継承したばかりのフリーダが始祖の力をうまく
使いこなせなかったから

だと説明されています。

グリシャの進撃の巨人は対抗は15メートルで平均的なサイズと言えます。

しかし鎧の巨人よりも広い肩幅と獣の巨人に匹敵するほど長い手を持っているためなんとなくエレン巨人よりも強そうに見えます。

 

フリーダ・レイス

フリーダ・レイスは壁内人類の真の王であるレイス家の長女です。

先代のウーリ・レイスから「始祖の巨人」を受け継ぎ壁内人類の象徴的な存在として崇められていました。

レイス家の血と「始祖の巨人」の力を合わせ持っているため本来ならば最強の巨人というにふさわしい力を持っています。

ところが継承から間もない段階でグリシャ・イェーガーの襲撃を受けたためその真価を発揮することができず「始祖の巨人」を奪われてしまいました。

フリーダ・レイスの巨人体は人間の時の姿がちゃんと反映された姿になっています。

どことなくヒストリアの顔にも似ている気がしますね。

フリーダ巨人の体高は約13メートルであり「顎の巨人」ほどではありませんが九つの巨人の中では小柄です。

本来ならば他の巨人を操る力を持った巨人なので正面きっての戦闘は想定されていないのかも知れません。

 

ウーリ・レイス

ウーリ・レイスはレイス家当主ロッド・レイスの弟にして「始祖の巨人」の保有者だった人物です。

エレンから見れば3代前の継承者ですね。

若い頃は「始祖の巨人」の力を使って壁外の巨人たちを打ち滅ぼそうと考えましたが継承後は初代レイス王の思想に支配されてしまいました。

初代レイス王の思想に取り憑かれているため基本的には平和主義者ですが巨人の力を操る技術は相当高いです。

作中でも屈指の実力者であるケニーをあっさり返り討ちにする場面は本来の「始祖の巨人」の潜在能力の高さが窺えます。

まだ継承者として未熟だったフリーダとは違い「始祖の巨人」の進化の1つである記憶改竄かいざん能力も使うことができたようです。

ケニーとの戦闘中にも関わらずウーリ本体の顔が出ていることから巨人の体を部分的に出現させることが可能だったのかも知れません。

ちょうどミカサとアルミンを攻撃から守った時のエレンのようですね。

骨だけの部分と筋肉の部分に分かれているのを見るとウーリは戦いに必要な部分だけを巨人化させたのかも知れません。

もしも本当にそんなことができたのだとすれば彼の巨人化のコントロール技術は驚嘆に値すると言えるでしょう。

 

エレン・クルーガー

エレン・クルーガーはマーレ治安当局の職員として働いていた人物です。

しかしその正体はエルディア復権を望むスパイ「フクロウ」であり「進撃の巨人」の継承者でもありました。

継承者の寿命である13年ギリギリまで生き続けたのち「進撃の巨人」の力をグリシャに託しました。

当時まだ生まれてもいないはずのミカサやアルミンンの名を口にしたりエレンと同じ名前だったりと当時は謎の多い人物でしたね。

自分がフクロウだと正体を明かした後エレン・クルーガーは「進撃の巨人」の姿をグリシャに見せています。

その際パラディ島まで乗ってきたマーレの船を真っ二つに破壊します。

ざっと見て対抗は15メートル級といったところでしょうか。

 

ラーラ・タイバー

先代の「戦槌の巨人」だったのがビリー・タイバーツの妹ラーラです。

タイバー家はエルディア帝国時代の貴族で代々「戦槌の巨人」を守り続けてきた一族です。

そしてタイバー家における最後の継承者となったのが当主であるビリー・タイバの妹でした。

本来「戦槌の巨人」は兄であるビリー・タイバーが継承するはずでしたが彼が一族をまもる役目のために継承を拒否しました。

その代わりに力を受け継ぐことになったのが彼の妹だったのです。

継承者としての役目はしっかりこなしておりエレン巨人の突然の襲撃にも眉1つ動かさずに対応する冷静さを持ち合わせています。

一般的に巨人はグロテスクな見た目になることが多いですが「戦槌の巨人」は神話に出てくる神様を彷彿とさせるようなかっこいい見た目をしています。

また「戦槌の巨人」というだけあって巨人化するとハンマーのような武器が生成されるのも特徴です。

ただし「戦槌の巨人」はかなり特殊な巨人でこの姿はあくまで硬質化の能力で作り出されたダミーに過ぎません。

ビリー・タイバーの妹本人では巨人のうなじ中に身を隠しているわけではなく硬質化で作られた地中の結晶の中に身を隠しています。

 

トム・クサヴァー

トム・クサヴァーはジークから見て先代の「獣の巨人」に当たる人物です。

九つの巨人の継承者ですが非戦闘員だったらしく巨人学の研究者としてマーレに貢献していました。

今でこそ最強格の巨人である「獣の巨人」ですがジークが継承する前は九つの巨人の中でも下位の巨人とされていました。

現代の「獣の巨人」はジークの身体能力と王家の血で強化されていますがそれまでは

「他の巨人よりはちょっと運動神経が高い」

程度の扱いだったようです。

 

マルセル・ガリアード

マルセル・ガリアードはマーレの戦士としてパラディ島潜入任務についていた少年です。

ライナーやベルトルトから慕われるリーダー的な存在であり体力と起点の良さから「顎の巨人」の継承者に選ばれています。

しかし作中では1度も巨人化することなく「無垢の巨人」として徘徊していたユミルに捕食され死亡しました。

当時のマーレ戦士の中でも特に有能な人物だったためちゃんと巨人化して戦えていたら大活躍できたはずなのですがまだ巨人化をうまく使いこなせないというフリーダと似たような理由で死亡するはめになりました。

 

ロッド・レイスの父

ロッド・レイスの父はウーリ・レイスから見て先代エレンから見て4代前の「始祖の巨人」の持ち主でした。

正当なレイス家の地を引く人物でありまた任期中にトラブルもなく「始祖の巨人」を持ち続けているため巨人としては最強クラスの力を持っていたと予想されています。

ただしウーリやフリーダがそうであったように始祖の巨人を継承したレイス家の人間は初代レイス王の思想に取り憑かれてしまいます。

よってロッド・レイスの父も「始祖の巨人」の血を必要以上に行使することはなかったのではないかと考えられています。

 

初代レイス王「カール・フリッツ145世」

初代レイス王はパラディ島に三重の壁を築き壁内の国を作り上げた長本人です。

本名はカール・フリッツといい巨人の力で世界を統治した大国エルディア帝国の145代目の国王でした。

しかし巨人対戦によってエルディア帝国は衰退の一頭をたどりカール・フリッツは生き残った国民を連れパラディ島に入り初代レイス王となりました。

また彼が行った「不戦の契り」のせいでパラディ島の人々は始祖の巨人の力を100%発揮できなくなっています。

100年以上前の人物ではありますが何代前の継承者なのかは不明です。

 

ユミル・フリッツ

ユミル・フリッツは約1870年前の人物でエルディア人の始祖となった女性です。

言い伝えによれば、彼女が大地の悪魔と契約したしとでエルディア人はは巨人の力を使えるようになったとされています。

全ての巨人の始祖である彼女ですが彼女自身が持っていた能力は「始祖の巨人」だけだったようです。

ユミル・フリッツの死後、彼女の子供(ローゼ・シーナ・マリア)に自身を食べさせたことによって巨人の力が継承されました。

そして最終的に九つの巨人に分裂されたのでした。

 

無垢の巨人

それでは続いて無垢の巨人と貸した人物たちについて紹介します。

ロッド・レイス

ロッド・レイスは壁中人類の真の王家であるレイス家の当主です。

ヒストリアやフリーダの実の父親であり巨人について正しい知識を持つ壁内では数少ない人物でした。

レイス家に代々受け継がれてきた「始祖の巨人」は彼の弟であるウーリと長女であるフリーダに継承されています。

そのためロッド・レイス自身が巨人になる予定はなかったのですが次の継承者になるはずだったヒストリアが反抗したためやむを得ず自らを巨人化しました。

正しくは注射器で打つはずの巨人化薬を飲んだ影響なのかはたまたレスの血筋だった影響なのかは不明ですがロッド・レイスの巨人体は全巨人の中でも最大のサイズになっています。

全長120メートル体高40メートルです。

あの長大型巨人をも遥かに凌ぐ規格外の大きさを持つ巨人となっています。

九つの巨人の力を持っているわけではないので分類的には無垢の巨人ですが他の巨人とはあまりにも異質なため「ロッド・レイス巨人」や「超超大型巨人」などの呼び名で分けて呼ばれます。

巨大すぎて立ち上がれずって進むしかないという失敗作の巨人にも関わらずその質量だけで九つの巨人に匹敵する厄介さを見せました。

 

ダイナ・フリッツ

ダイナ・フリッツはグリシャの妻でありジークの母親に当たる人物です。

ジークの密告によってグリシャと共にパラディ島に送られ無垢の巨人として島内を彷徨さまよう羽目になりました。

フリッツという名前から分かる通りレイスと同じくエルディア王族の末裔まつえいです。

ジークが獣の巨人の力を120%引き出せるのも彼女から王族の血を受け継いでいるからであり本作においてはとても重要な役所の人物だったと言えます。

エレンにとっては宿敵とも言える巨人であり読者にとっても特に印象深い巨人です。

エレンの母親とハンネスを捕食したあの巨人だからです。

エレンの母親の名前がカルラだったことからファンの間ではこの巨人を

「カルライーター」

と呼びます。

ダイナは巨人化する直前グリシャに対して

「どんな姿になってもあなたを探し出すから」

と宣言しており本当に巨人化したままグリシャの自宅にたどり着いています。

それで起こった出来事は感動の再会ではなく後妻であるカルラを捕食しているのでやるせない展開ですね。

 

ユミルの信者

始祖ユミルを信仰するエルディア人の宗教団体で御神体代わりになっていたユミル

かつて、そんなユミルを信奉しんぽうしていた女性信者もまた「無垢の巨人」にさせられた一人です。

マーレの管制課でひっそりと活動していた宗教団体ですがその活動がマーレの反逆に当たるとして教団ごとパラディ島送りにされています。

かなり信仰心の強い信者だったのか巨人化しているにも関わらず

「ユミル様」

などの言葉を発したとして調査兵団を驚かせました。

巨人化したユミルの信者は一般に「イルゼイーター」と呼ばれます。

これは調査兵団の女性兵士イルゼ・ラングナーを捕食しているためです。

イルゼイーターは完全な奇行種で追い詰めたイルゼ・ラングナーをすぐには捕食せず

「ユミルの民」
「ユミル様」
「よくぞ」

と喋りました。

九つの巨人ならともかく知性を持たないはずの無垢の巨人が言葉を発するというのはかなりの特殊な事例です。

 

コニーの母親

ジークによって村ごと巨人化させられたラガコ村において唯一の生き残りとなっているのがコニーの母親です。

生き残りとは言っても無事というわけではなく無垢の巨人と化したまま村に放置されているというのが現状です。

巨人の正体が人間であるということを裏付けるきっかけになった人物でもあります。

巨人化失敗により自宅でそのまま動けなくなっていたことが

「人間が巨人に変身したのでは」

という推理に繋がりました。

無垢の巨人の中では割と人間時代の顔付きをそのまま再現できている気がします。

しかしなぜか巨人化に失敗しているため顔と胴体の大きさの割に手足が細く仰向けのまま歩けない姿になってしまいました。

もしも問題なく巨人化していた場合は調査兵団に狩られていたでしょうからコニーにとっては僥倖ぎょうこうだったと言えるでしょう。

巨人化に失敗した影響もあるのか無垢の巨人にも関わらず自分の息子を判別できているような描写もあります。

コニーが近寄ってきた際に

「オ…アエリ…(おかえり)」

と発言しておりこのことも巨人の正体に迫る大きなヒントになりました。

 

エルディア復権派メンバー

エルディア復権派は判明しているだけで4人います。

まず1人目は第104期の女性兵士ミーナカロライナを捕食した巨人通称「覗き込む巨人」は「ミーナイーター」と呼ばれています。

立体起動装置のワイヤーを引っかけて落下したミーナを険しい顔でじっと覗き込むような場面が印象的な巨人ですね。

そんな覗き込む巨人の正体はグリシャと共にマーレに逆らったエルディア復権派メンバーの1人でした。

体高3~4メートルとあまり大きくない巨人だったせいで捕食場面が妙にリアルで怖かった印象を持った人もいるかと思います。

またこの巨人の「覗き込む」という行動は獲物を食べる前の習性になっているらしくグロス曹長も覗き込まれた後に捕食されていました。

無垢の巨人は特徴がないと思われがちですが実は一体一体に違った捕食方法があったりするのも面白いところです。

2人目は通称「トーマスイーター」と呼ばれている巨人です。

エレンの同期だった兵士トーマス・ワグナーを捕食したことでそう呼ばれています。

この巨人の正体もまたグリシャと共にパラディ島送りになったエルディア復権派メンバーの1人です。

通常の巨人は人間を手で捕まえて食べますがトーマスイーターは走り高跳びの要領で屋根に飛びつき噛みつくようにして人間を捕まえていました。

この巨人がトーマスに噛みつく前に

「奇行種だ」

と言われていることから他の団員も噛みつかれていた可能性があります。

そして3人目は通称「髭の巨人」です。

「髭の巨人」なんて呼ぶと九つの巨人の一体みたいですが実際にはただ髭が生えているだけの無垢の巨人です。

この巨人についても長らく正体は不明のままでしたがグリシャの過去編において髭の巨人によく似た男性が登場しました。

グリシャがエルディア復権派にメンバー入りする時の儀式で左側からグリシャを焚きつけている髭の男性メンバーがその正体ででしょう。

確定しているだけでも5人以上の駐屯兵団の兵士と訓練兵を殺害しており放っておけばさらなる被害を及ぼしたであろうことは想像に固くありません。

最後の4人目は通称「ビッグマウス巨人」と呼ばれる巨人になった男性です。

エルディア復権派では中心人物の1人だったのかメンバー入りの儀式ではグリシャのすぐそばで彼を鼓舞していました。

その名の通り耳元まで避けた大きな口が特徴です。

口が大きく裂けているせいで常に不気味な笑を浮かべているようにも見えます。

屈んだ状態で体高7メートル級と説明されていますが立ち上がると10メートル級に達しそうです。

無垢の巨人の中では取り立てて有名な一体ではないと思いますが実は兵団にかなり大きな被害を与えた巨人だったりします。

無垢の巨人にしては異常なほど起動性が高くその動きは「顎の巨人」を彷彿とさせます。

 

リヴァイの部下

調査兵団の兵士で巨大樹の森でリヴァイと共にジークを監視していましたがワインに含まれていたジークの脊髄液を飲んでしまっていたためジークの叫びによって巨人化してしまいます。

監視は30人体制で行われていたためリヴァイ以外の部下30名が巨人化しました。

ジークの命令を受け襲いくる巨人のうちの一体にリヴァイは「バリス」という部下の面影を見ている場面が見て伺えます。

巨人化した兵士たちはリヴァイの手によって一体を除き全滅しました。

 

ナイル・ドーク

ナイル・ドークは憲兵団の団長です。

妻子持ちでエルヴィンとは年齢が近く訓練兵時代は同期でした。

ただお互いに憲兵団団長と調査兵団団長という立場なので普段はよく対立していました。

ナイルが巨人化した理由もジークの脊髄液入りワインを飲んでしまったからです。

お酒を飲まないリヴァイはこのトラップに引っかかることはありませんでしたがナイル・ドークはこのお酒を飲んでしまっていました。

脊髄液を取り込んだ場合、獣の巨人の叫びによってエルディア人は巨人化してしまいます。

そしてマーレ軍との戦闘中、ついに獣の巨人は叫びを使用してしまします。

こうしてナイル・ドークは成す術もなく巨地㏍奈してしまったのです。

 

ピクシス

現人類領土南部最高責任者を務めているピクシス司令は進撃の巨人では駐屯兵団司令官も務めあげるほどの実力の持ち主でした。

お酒と美女が大好きな彼は壁の上に登って巨人を眺めては美人な巨人がいないか探していたのです。

また美人な巨人であれば喰われてもいいという発言をするなど飄々ひょうひょうとした掴み所がない性格を持っていました。

進撃の巨人でお酒に目がないピクシス司令はワインにジークの脊髄液が入っているとは知らずに飲んでしまったようです。

そのため王家の血を引くジークが叫んだことによって無垢の巨人となって理性が働かなくなり巨人化して仲間たちを始め人間を襲うようになってしまいます。

 

大地の悪魔との接触

最後の戦いでエレンは首を吹き飛ばされてしまうのですがその首からニョロニョロとした謎の生物(光るムカデ)が出てきます。

光るムカデは巨人の力の元になったものだと考えられていてこの生物は出てきてすぐに大量の煙を出しました。

そしてこの煙を吸った人は巨人化しました。

ジャン・キルシュタイン、コニー・スプリンガー、ガビ・ブラウン、カリナ・ブラウン(ライナーの母親)、レオンハート(アニの育ての父親)そしてスラトア要塞に集まったエルディア人たちです。

コニーが昨秋で戻るラガコ村の住民は々原理で巨人に変化させられていたのです。

光るムカデの脊髄液こそが巨人化の原因であり、多くの人たちを巨人化させたのでした。

歴代の九つの巨人の継承者に加え、ジークの脊髄液や光るムカデによって意外と多くの人が巨人化していることを知ることができたのではないでしょうか。

今後も進撃の巨人に関する解説や考察をしていきます。

今回は以上です。

 

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