こんにちはユキトモです。
今回は「GCC」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- GCCの概要が分かります。
GCC
簡単に言うと
「フリーソフトウェアのコンパイラー」
です。
GCCは、「GNU Compiler Collection」の略です。
・C言語
・C++
・FORTRAN
・Java
などいくつかの言語のコンパイラ、およびこれらのライブラリから構成されています。
コンパイルに必要なライブラリも含まれているので、GCCを使うと、いろいろな言語で書かれたソースコードをコンパイルすることができます。
GCCはフリーソフトウェアです。
なのでほとんどのLinuxディストリビューションに含まれています。
Linuxを利用すれば手軽に使うことができますね。
そしてLinuxを使うのであればGCCは絶対に必要と言っても言い過ぎではないでしょう。
GCCを使う時で重要な場面は「Linuxカーネルの構築」があります。
Linuxカーネルをコンパイルする時は、ソースコードをGCCを使ってコンパイルを行います。
GCCはLinuxの環境を作って行く時には絶対に必要なツールなのです。
2023年の近年は、Linuxカーネルの構築という作業をほとんど行わないでLinuxを利用することも可能になってきました。
Linuxカーネルのコンパイルを実施したことがないという方もいるかも知れないですね。
細かいチューニングや最適化を行う、機能を追加するなどの時にはカーネルの構築は絶対に必要な作業になります。
カーネルの構築以外にも、いろいろなアプリケーションのコンパイルにGCCを使うことになります。
プログラミングをしない方はGCCをつけなくても良いということはありません。
これからも長くLinuxを使うのであれば、GCCを使ったコンパイルという作業は発生することになると思いますので、覚えておくと良いでしょう。
以上、GCCの概要の解説でした。