
		
	こんにちはユキトモです。
今回は「ログローテーション」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- ログローテーションの概要が分かります。
 
ログローテーション
簡単に言うと
「ログの肥大化を防ぐためのツール」
です。
 
ログファイルは、何もしないでおくとファイルサイズが無限に大きくなっていきます。
具体的には/var/logディレクトリ配下のファイルが大きくなっていきディスクの空き容量が無くなってしまいます。
 
「logrotate」はこの不具合を解消するためのものです。
 
このツールはログファイルをローテーションするためのツールです。
 
例を挙げると、logというファイルを
 
 log
 
ls /var/log
log
log.1
log.2
log.3
log.4
 
のように定期的にローテーションします。
ローテーションする時期をサーバ管理者が通常決めます。
例を挙げると一週間が経過すると、
log.4→削除
log→log.1
log.1→log.2
log.2→log.3
log.3→log.4
のように上書きするようにします。
 
最後のファイルは削除するといった具合です。
 
logファイルはlog.1になったので空になります。
 
ここに新しいログが書き込まれます。
 
logrotateの設定ファイルは/etc/logrotate.confファイルで決定します。
 
・何世代のファイルをローテーションするのか
などを設定します。
 
logrotateはデーモンとしては動作しません。
 
通常はcronを利用して定期的に実行するように設定します。
 
logrotateは多くのLinuxディストリビューションで、デフォルトでインストールされています。
 
ログがローテーションされていることに気づかない方もいると思います。
 
古いログは知らない間に消去されてしまっていることもあります。
 
便利なツールですが、どういった設定がされてログが削除されているのかなど確認しておくといいでしょう。
 
以上、ログローテーションの概要の解説でした。