こんにちはユキトモです。
今回は「openSUSE」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- openSUSEの概要が分かります。
openSUSE
簡単に言うと
「S.u.S.E Linuxを継承して、openSUSE Projectで開発されたディストリビューション」
です。
「S.u.S.E Linux」が最初にリリースされたのは1992年です。
openSUSEの前のバージョンに当たるディストリビューションです。
最初はドイツのボランティアによって開発・配布されていました。
ですが2004年に米Novell社に買収されました。
そして米Novell社の支援を受けた開発体制となりました。
そして、米Novell社が開発をLinuxコミュニティに開放しました。
「openSUSE Project」の下で開発が進められることになりました。
そうすることで100%オープンソースのLinuxディストリビューションを目指すこととなりました。
名前も「SUSE Linux」から「openSUSE」と変更されました。
派生の製品として、有償版のサポート付きの「SUSE Linux Enterprise」もあります。
SUSEは、元々はSlackwareを参考にして開発されていました。
ですが、2023年の現在はパッケージは「RPM」形式です。
最大の特徴としては、パッケージ管理システムに「YaST(Yet another Setup Tool)」と言われる独特のシステムが採用されています。
YaSTは、SUSEのために開発されたシステムです。
これ自体もオープンソースです。
そして他のLinuxディストリビューションで利用することも可能です。
YaSTの特徴
・強力なGUIフロントエンドを備えていながらCUIでも利用可能
といった特徴があります。
openSUSEは、Slackwareを参考に開発されましたけど、長期間に渡って独自に開発されてきたという歴史があります。
ですので、独自路線を採用したディストリビューションということができるでしょう。
デスクトップ環境も
・KDE
・GNOME
から選ぶことができます。
サーバとして構築するためのパッケージも揃っています。
まさにいろいろな用途に利用することが可能です。
その他の特徴としては、最新機能を積極的に採用する傾向にあります。
サーバとして構築する場合にはよく考えて検討したほうがよいでしょう。
なお、openSUSEには、1CDのLive版もあります。
コアなファンもいるLinuxディストリビューションです。
機会があれば使ってみるのもいいでしょう。
以上、openSUSEの概要の解説でした。