Linux

【Linux】「i386」について

 

「i386」についておしえて下さい。

こんにちはユキトモです。

今回は「i386」について簡単に解説していきます。

この記事でわかること

  • i386の概要が分かります。

i386

ひとことで言うと

「CPUの種類のひとつ」

です。
 
「アーキテクチャ(基本設計とか共通仕様、設計の思想という意味)」と言ってもいいです。
 

2023年の現在ではCPUの名前には


「Opteron」
「Core 2 Duo」
「Athlon」
「Xeon」

といった名称が分かりやすいでしょう。
 

CPUは重要な部品ですが、
 

Linuxが作成された最初の時期は型番で呼ばれていました。
 

i386のiは、インテル(Intel)の「i」のことです。
 

インテルが最初に作成した「4004」から続くCPUの中で386(80386)は初めて32ビットを使えるようになったCPUになります。
 

Linuxはこの386上で起動するPOSIX互換のカーネルとして作られました。
 

その後のCPUは386と互換性を持つ形式で高速化するように作られているので、
 

Linuxやその上で動くいろいろなプログラムは386上で動作するようにコンパイルしておくと
 

たくさんのPCで動作するということになります。
 

386は1985年に作成されたCPUです。
 

2023年の現在ではかなり古いCPUですね。
 

いくつかのディストリビューションでは、動作対象をPentium以降に作られたCPUに対応しているものがあります。
 

この場合Pentiumを表す「i586」という名前がパッケージのファイル名などに記載されてます。
 

2023年、現在のインテル系CPUはunameコマンドなどで確認すると、
 

「i686」と表示されたりします。
 

これはPentium Pro以降のアーキテクチャを表しています。
 

i586やi686があるなら、動作させるバイナリもCPUの種類に合わせた方が良いように思うでしょう。
 

ですがCPUの種類に合わせたとしても大きな性能向上などはないようです。
 

それよりもLinuxカーネルはCPUの種類に合わせたものをインストール。
 

そしてその上で動くいろいろなプログラムはi386用にコンパイルしたものを使うという方法が、
 

今のディストリビューションの通例です。
 

以上、i386の概要の解説でした。
 

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