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【Linux】「ジャーナリングファイルシステム」って何だろう?

 

「ジャーナリングファイルシステム」についておしえて下さい。

こんにちはユキトモです。

今回はジャーナリングについて解説していきます。

この記事でわかること

  • ジャーナリングファイルシステムの概要と機能が分かります。

 

ジャーナリングファイルシステムの概要

最近のLinuxではext4などでジャーナリングを利用した

ファイルシステムが採用されることが多く見られます。
 

「ジャーナリング」とは、ジャーナルと呼ばれるデータを

定期的に記録する技術のことで、

 

「ファイルシステムで更新内容だけをジャーナルに記録する」

というものです。
 

システム障害などが発生した場合に、ログに記録された内容を確認するだけでよいという特徴があります。

そのため起動が速く、その情報を基にした復旧ができるようになります。
 

ジャーナリングファイルシステムのメリット

 

単にデータを保護するだけでなく、ファイルシステム全体が保護できる

というメリットがあります。

ジャーナリングの目的は、「メタ・データ」(スーパーブロックやiノードテーブル、iノードテーブルからリンクされているデータなど)の整合性をとることにあります。

ジャーナルの変更記録のみを確認するので、
 

・ファイルシステムの整合性のチェックが非常に短時間で行える。
 
・また整合性が取れた状態に復帰するのも短時間で済む。


ということが可能になります。

ジャーナリングファイルシステムのデメリット

システムによっては、ファイルの中身までは保護されないことがあります。
 

例をあげると

OSがクラッシュしてもファイルシステムの破壊は避けられますが、保存したはずの内容が保存されていなかった

という状況が発生する可能背があります。
 

ext3やext4ではデータの中身まで保護するような機能が備わっていますが、

すべてのジャーナリングファイルシステムにおいてデータの内容までが保障されるわけではない

ということは覚えておいてください。
 

まとめ

ジャーナリングファイルシステムとは

・ファイルシステムの種類の一つ。

・管理領域を変更する際にジャーナルあるいはログと呼ばれる更新履歴を残す。

・管理領域の破損を防ぐ機能を持ったもの。

 

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