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【Linux】コンパイラとインタプリタ

2023年4月13日

 

「コンパイラとインタプリタ」のことをおしえて下さい。

こんにちはユキトモです。

今回は「コンパイラとインタプリタ」について簡単に解説していきます。

この記事でわかること

  • コンパイラとインタプリタの概要が分かります。

コンパイラとインタプリタ

簡単に言うと

「コンパイラはソースコード全体を一度に機械語に変換しプログラムを実行。
インタプリタはソースコードを一行一行、変換しながらプログラムを実行」

することが主な内容です。
 

コンピュータプログラミングを行う時に、プログラムを実行するためにコンピュータが理解できる形式に変換する必要があります。
 

この変換方法には、

「コンパイラ」
「インタプリタ」

という2つの方法があります。
 

コンパイラ
 
ソースコード全体を一度に処理して機械語に変換します。
 

インタプリタ
 
ソースコードを逐次解釈しながら実行する方法です。

 

コンパイラの役割とは?

ソースコードをチェックして、構文の正確性を見つけます。
 

そして機械語に変換します。
 

構文のエラーや論理のエラーの発見をしてくれます。
 

コンパイルの流れとは?

まずソースコードに間違いがないかチェックします。
 

構文が正確であるかを確認して行きます。
 

次に、チェックされたソースコードを機械語に変換します。
 

最後に、変換された機械語を実行して、プログラムが実行されます。
 

コンパイラの種類とは?

コンパイラには、


・静的コンパイラ
・動的コンパイラ

の2つの種類があります。
 

静的コンパイラ

コンパイル時に全てのソースコードを処理し、機械語に変換します。
 

動的コンパイラ

実行時に必要な部分だけを処理し、機械語に変換します。

 

インタプリタの役割とは?

インタプリタは、プログラムをまちがいがないか確認し、その都度コンピューターが実行できる形に変換するプログラムです。
 

コンピューターが理解できる形に変換する過程を「解釈」と呼びます。
 

インタプリタは、プログラムの実行に必要な機械語への変換を、コンパイルに比べてより高速に行えます。
 

このため、短いプログラムや実行を繰り返して行う場合によく使われます。
 

インタプリタの動作方法とは?

インタプリタは、ソースコードを1行ずつ読み込み、それを解釈して実行します。
 

プログラムを実行するたびに、ソースコードを解釈し直すので、
実行速度が遅くなりやすいです。
 

ですが、プログラムを変更した場合には、再度インタプリタによって解釈が必要なため、デバッグなどの作業がしやすいというメリットもあります。
 

インタプリタの種類とは?

インタプリタには、


・スクリプト言語
・BASIC言語
・Python
・Ruby
・Perl

などの簡単な言語を処理するためのものがあります。
 

まとめ

コンパイラとインタプリタは、プログラムの実行に必要な処理を行うためのツールであり、それぞれに特徴があります。
 

コンパイラはプログラムを一度機械語に翻訳するため、実行速度が速いという利点があります。
 

インタプリタはプログラムを逐次解釈するため、開発者がステップ実行などのデバッグ作業をしやすく、また柔軟性があるという利点があります。
 

それぞれに特徴がありますが、どちらを使用するかは開発者の目的に合わせて選択する必要があります。
 

開発者は、プログラムの実行速度やデバッグ作業のしやすさ、柔軟性などを考えて、コンパイラとインタプリタの使い分けを行うことが必要です。
 

以上、コンパイラとインタプリタの概要の解説でした。
 

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