こんにちはユキトモです。
今回は「DNSサーバー」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- DNSサーバーの概要が分かります。
DNSサーバー
簡単に言うと
「ドメイン名とIPアドレスの変換をするサーバー」
です。
DNS(Domain Name System)サーバーは、ネームサーバーとも呼ばれます。
インターネットを使う時は、DNSサーバーは必ず指定するので聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
DNSサーバーの役割
インターネットでホストに接続するときに、ユーザー(この場合インターネットを使う人のことです。)はホストを「www.google.com」のようなドメイン名で指定します。
このドメイン名は、ユーザーにとってわかりやすい名前になっていますよね。
ですがコンピューターは、ネットワーク上にあるホストを「203.119.010.132」のようなIPアドレスで理解をします。
このドメイン名(この記事で例に挙げたドメイン名「www.google.com」)
と
IPアドレス(この記事で例に挙げたIPアドレス「203.119.010.132」)
を対応づけることをしてくれるのが「DNSサーバー」の役割です。
DNSサーバーの役割は、主に2つの役割があります。
ドメイン名からIPアドレスを調べる
クライアントからの問い合わせに応じて、ドメイン名からIPアドレスを調べます。
逆もあってIPアドレスからドメイン名を調べます。
これを「フルサービスリゾルバ」と言います。
問い合わせを行うクライアントを「スタブリゾルバ」と言います。
対応データを管理・提供
もうひとつはドメイン名とIPアドレスの対応データを管理・提供する役割です。
これを「コンテンツサーバー」と言います。
DNSサーバーによっては、両方の役割を持っているものもあります。
片方だけの役割をもっているものもあります。
仕組みは複雑ですけど、DNSサーバーはたいていの場合、1台だけではその役割を果たすことはありません。
インターネットの世界では、複数台のDNSサーバーが助け合って
「ドメイン名とIPアドレスを関連付ける」という作業を行います。
インターネットに接続されたホストは数えきれないほどの台数があります。
1台のDNSサーバーで全てのドメイン名を管理することはできないのです。
なのでDNSサーバーでは分散管理します。
ドメイン名とIPアドレスの対応は1台のDNSサーバーあたり数個~数十個程度なのです。
複数台のDNSサーバーが助け合って動作することで、ドメイン名からIPアドレスを調べる、という役割を行っているのです。
仕組みは少し難しいですけど複数のDNSサーバーが助け合って動作しているということを覚えておくとわかりやすくなると思います。
以上、DNSサーバーの概要の解説でした。