こんにちはユキトモです。
今回は「暗号化鍵」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- 暗号化鍵の概要が分かります。
暗号化鍵
暗号化鍵(暗号鍵)とは、例を挙げて説明して行きます。
たとえば、「アルファベット3文字分、前にずらす」という暗号化を考えたとします。
「I am a boy.」という文章があったとします。
Iをアルファベットで前に3つずらすと「F」、「a」を2つずらすと「x」になり、「m」は「j」になります。
なので「I am a boy.」は「F xj x ylv.」となります。
元に戻す(復号化)ときは「3文字後にずらす」と元に戻ります。
この場合、「何文字ずらすか」の法則が「鍵」になります。
同じように暗号化は、「5文字ずらす」「6文字ずらす」なども使えるということになります。
ここで「何文字かずらす」という法則を作っておき、何文字ずらすのかを「鍵」とします。
「鍵」と「暗号化の法則」の両方が分かると、解読が出来るようになります。
あくまで例なので、暗号化・暗号化鍵はこんなふうに単純ではありません。
当然ですが「鍵」が盗まれると、第三者にたやすく解読されてしまいますよね。
暗号化通信を行う時にはこの部分が大きな難問になります。
どうしてかと言うと、「鍵」をどのようにして相手に伝えるかという問題が起こるためです。
鍵をネットワーク経由で送ると、盗まれる危険性が高くなります。
そこで「公開鍵暗号化法」という方法が作られました。
この方法は、「秘密鍵」と「公開鍵」の2つの鍵を用意します。
例を挙げると「暗号化には公開鍵、復号化には秘密鍵を使う」というものです。
公開鍵は外部に流しても良い鍵です。
秘密鍵は外部に流さないという鍵です。
このようにすれば、公開鍵を第三者に盗まれたとしても、復号化には使えません。
ですから、暗号化された通信を解読することはできません。
2023年の現在では、この「公開鍵暗号化法」が広く採用されています。
「公開鍵」とはいえ、解析などをされる恐れもあります。
ですので公開鍵も不必要に流すことはしないほうがいいです。
必要な時に、必要な相手に限定して公開するようにすることが重要です。
以上、暗号化鍵の概要の解説でした。