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【Linux】fsckコマンド

2023年5月23日

 

「fsckコマンド」のことをおしえて下さい。

こんにちはユキトモです。

今回は「fsckコマンド」について簡単に解説していきます。

この記事でわかること

  • fsckコマンドの概要が分かります。

fsckコマンド

簡単に言うと

「ファイルシステムにエラーの有無のチェックと修復を行うコマンド」

です。
 

ファイルシステムの管理には欠かせないコマンドです。
 

初期設定の挙動は、/etc/fstabに記述されているファイルシステムを対象にします。
 

エラーの有無を順を追って次々にチェックしていきます。
 

エラーが見つかった場合は修復を試します。
 

その時、システムで可能であれば修復をします。
 

エラーが見つかるとダイアログで修復するかしないかのメッセージが表示されます。

この時に修復を行わないという使い方も可能です。
 

fsckコマンドの注意点

 

このコマンドによるファイルシステムの修復は完全なものではないことです。
 

逆に問題を大きくさせてしまう場合もあります。

エラーが見つかったときはよく考えてから修復を試みるようにすることが重要です。
 

エラーが見つかったときにダイアログが表示されるのはそのためです。
 

fsckコマンドの使い方

 

コマンドは「fsck /dev/hda1」のように、デバイス名を指定してチェックを行います。
 

fsckコマンドは、基本的には「マウントされていない」ファイルシステムに対して実行します。
 

fsckコマンド実行と同時にデータの書き換えが行われると、ファイルシステムを破損してしまう可能性があるためです。
 

なので通常は「シングルユーザモード」にログインし直してから実行することになります。
 

その他としてはシステムをブートするプロセスの中で実行することもあります。
 

ファイルシステムの管理を行う上で必要なコマンドです。
 

使えるようにしておくといいでしょう。
 

以上、fsckコマンドの概要の解説でした。
 

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