こんにちはユキトモです。
今回は「IPアドレスが足りなくなるとは」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- IPアドレスが足りなくなるとはの概要が分かります。
IPアドレスが足りなくなるとは
IPアドレスは、パソコンを管理したことがある方なら見たことがあると思います。
「192.168.10.254」のような数字です。
「IPアドレス」と言います。
「インターネット通信をするための住所」なのですが、
「通し番号」と言った方が分かりやすいかもしれないですね。
「IPアドレス」は「パソコン」に割り当てられるというよりも「ネットワークインターフェイス」に割り当てられるという点に注意して下さい。
一台のパソコンに1つとは限らないのです。
1台のパソコンが複数のIPアドレスを持つことがあります。
2023年の最近では家電製品もネットワークに接続できるものがあります。
言いかえると、ネットワークインターフェイスを持つ家電製品にもIPアドレスは割り当てられています。
2023年の現在、主流になっているのは「IPv4」と呼ばれるプロトコルを元にしたものです。
この方法はIPアドレスは32ビットの数値で表されます。
そのため、「2の32乗」およそ43億のネットワークインターフェイスに割り当てることができます。
これでは、グローバルIPアドレス(インターネット上のIPアドレス)が足りなくなる可能性があります。
予測によると、2011年にもIPアドレスが足りなくなると言われていました。
そこで、「IPv6」と呼ばれる新しいプロトコルが作られました。
このプロトコルを使うと、IPアドレスが128ビットで表されます。
「2の128乗」、およそ34兆×10兆×1兆個のネットワークインターフェイスと接続することができます。
この数があれば足りなくなることはないでしょう。
そんなIPv6ですが問題点もあります。
IPv4と互換性がないため、IPv4からの移行に手間と時間がかかる点です。
IPv4とIPv6は基本的に全く別のプロトコルです。
移行するためにはソフトウェアやネットワーク機器がIPv4とIPv6の両方に対応する必要があります。
インターネット全体がIPv6に対応するにはかなりの時間がかかります。
実際に移行できるのかといった問題もあります。
近い未来にIPアドレスの不足問題がどうなるのかは対応しなければならない問題でしょう。
以上、IPアドレスが足りなくなるとはの概要の解説でした。