こんにちはユキトモです。
今回は「SCP」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- SCPの概要が分かります。
SCP
簡単に言うと
「SSHプロトコルを利用したファイル転送をおこなうことができるコマンド」
です。
SCPは「Secure Copy」の略です。
SCPを使うと、安全にファイルをリモートマシンとやりとりすることができます。
SCPを使用するためには、ローカルマシンからリモートマシンに接続する必要があります。
これは、SSHを使用して接続することができます。
ローカルマシンのコマンドラインから、以下のように入力して接続します。
sshを使って接続
ssh username@remote_host
「username」はリモートマシンにログインするためのユーザー名、
「remote_host」はリモートマシンのホスト名またはIPアドレスです。
ローカルマシンからリモートマシンへファイルをコピーする
scpコマンドを使うと、直接ファイルのコピーをすることができます。
ファイルをコピー
scp /path/to/local/file username@remote_host:/path/to/remote/directory
「/path/to/local/file」→ローカルマシンにあるファイルのパス
「username」→リモートマシンにログインするためのユーザー名
「remote_host」→リモートマシンのホスト名またはIPアドレス
「/path/to/remote/directory」→リモートマシンのディレクトリのパスです。
ファイルをリモートマシンからローカルマシンにコピーする
ファイルをコピー
scp username@remote_host:/path/to/remote/file /path/to/local/directory
以上のように、SCPを使うことで、SSHプロトコルを利用して安全にファイルを転送することができます。
SCPの特徴
特徴をまとめます。
セキュアな転送が可能
SCPは、SSHプロトコルを利用してファイルを転送するため、暗号化された通信経路を使用します。
このため、安全なファイル転送が可能です。
単純なコマンド操作が可能
SCPは、コマンドラインツールであるため、単純なコマンド操作でファイルを転送することができます。
また、SSHのコマンドと同様の形式を使用するため、覚えやすく使いやすいというメリットがあります。
複数のプラットフォームで使用可能
SCPは、Unix、Linux、Windowsなど、多くのプラットフォームで利用可能なため、いろいろな環境で使用することができます。
途中で転送を中止できる
SCPは、ファイルの転送中に途中で転送を中止することができます。
これにより、転送に失敗した場合などに、再度転送を行うことができます。
リモートマシンのファイルの操作が可能
SCPは、リモートマシンにログインするためにSSHを使用します。
こうすることでファイルの操作など、リモートマシン上でのいろいろな操作を行うことができます。
このため、ファイルの転送だけでなく、リモートマシンの管理にも利用されます。
以上の機能があるため、SCPは、SSHプロトコルを利用したファイル転送において広く利用されています。
以上、SCPの概要の解説でした。
