「sysctl.conf」のことをおしえて下さい。
こんにちはユキトモです。
今回は「sysctl.conf」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- sysctl.confの概要が分かります。
sysctl.conf
簡単に言うと
「カーネルパラメータを変更するときにつかうファイル」
です。
このファイルを正確に設定するとシステムのチューニングを行うことができます。
間違った設定をするとシステムが起動しないなど不具合が発生することがあるので注意が必要です。
このファイルの設定は「/proc」ディレクトリ下の「/proc/sys/」以下に反映されます。
net.ipv4.ip_forward=1という設定を追記する場合の例を記すと
net.ipv4.ip_forward=1   [root@localhost ~]# cd /etc [root@localhost etc]# ls -l sysctl.conf -rw-r--r--. 1 root root 1966 1月 30 2022 sysctl.conf [root@localhost etc]# vi sysctl.conf net.ipv4.ip_forward=1を追記する 設定を反映する [root@localhost etc]# sysctl -p (略) net.ipv4.ip_forward = 1 (略)
このようにすると、「/proc/sys/net/ipv4/ip_forward」ファイルの中身が「1」となります。
ip_forward
 
[root@localhost etc]# cd /proc/sys/net/ipv4/
[root@localhost ipv4]# ls -l ip_forward
-rw-r--r--. 1 root root 0 6月 9 18:24 ip_forward
[root@localhost ipv4]# cat ip_forward
1
設定の.「ドット」がディレクトリ区切りの/「スラッシュ」に置き換わります。
この設定は「IPフォワード(NIC間でのパケットのやりとりを許可する)」設定です。
設定できる項目は多数あります。
・ネットワーク関係
・メモリの使い方
・プロセス管理
・メモリの使い方
・プロセス管理
などいろいろな項目が設定可能です。
Linuxの中心となるカーネルをコントロールするためには必要なファイルです。
設定できる項目とその値が一覧表示をさせるには
「sysctl -a」を実行します。
sysctl -a
sysctl -a
(略)
abi.vsyscall32 = 1
(略)
以上、sysctl.confの概要の解説でした。