こんにちはユキトモです。
今回は「温度管理」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- 温度管理の概要が分かります。
温度管理
サーバの温度をモニタする重要性は重要ですが、この記事ではLinuxからハードウェアの温度を監視するする方法について解説します。
/procディレクトリ
/procディレクトリの配下にあるファイルを確認する方法があります。
例を挙げると、
proc
 
/proc/acpi/thermal_zone/THRM
# type temperature
tempreture: 40 C
このようにCPU温度を示すファイルが存在します。
環境によっては、/proc/acpi/thermal_zone/THRM/temperatureなどとディレクトリが異なる場合があります。
このファイルをcatコマンドで確認することができます。
/proc配下のファイルですので、読み取り専用で確認して下さい。
環境によってはこれらのファイルがないこともあります。
「lm_sensors」
別の方法として「lm_sensors」というアプリを使うことで確認できます。
2.sensors-detectコマンドを実行してセンサーを探す
3.sensorsコマンドで温度を取得する
という作業を行うことで確認が可能になります。
「sensors-detect」コマンドはマザーボード上のセンサーを探します。
そして読み取れるように準備を行うコマンドです。
補足するとroot権限が必要です。
実行するといくつかの質問が出てきます。
基本はYES/NOで答えていきます。
実行後は
・「/etc/modules.conf」
・「/etc/rc*」
に追加するべき内容がが表示されることがあります。
その内容にしたがってファイルの編集を行います。
最近のバージョンでは、この作業を自動で実施してくれるケースもあります。
そしてsensors-detectコマンドは、このアプリケーションを使う時に最初の1回だけ実行でOKです。
「sensors」コマンド
このコマンドはパラメータなしで実行すると、温度が表示されます。
一般ユーザでも実行可能です。
例を挙げると、
sensors
 
$ sensors
coretemp-isa-0000
Adapter: ISA adapter
temp1: +30.0°C (crit = +110.0°C)
このように温度を表示することができます。
lm_sensorsは、便利で簡単に使えるツールです。
利用する価値はあるでしょう。
以上、温度管理の概要の解説でした。