こんにちはユキトモです。
今回は「tmpfs」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- tmpfsの概要が分かります。
tmpfs
簡単に言うと
「コンピュータのメモリに作成できるファイルシステム」
です。
tmpfsはRAMディスクとは違うものです。
1つのファイルシステムとして認識されます。
特徴としてはフォーマットの必要がありません。
そして好きなディレクトリにマウントして使うことができます。
また、tmpfsはあらかじめメモリ上にtmpfs用の容量を確保する必要はありません。
容量は使用した分に合わせて自動的に増減します。
使用できる容量の上限を設定することも可能です。
そしてメモリ上に作成するファイルシステムなので、アクセス速度がとても速いという利点があります。
ストレージへの負担を減らすこともできます。
なので、一時ファイルなどを置くのに向いています。
デメリットとしては、コンピュータの電源を落とすとファイルが消えてしまいます。
また、ファイルシステムの一種として扱われています。
そのためmountコマンドを使ってマウントすることが可能です。
例を挙げると
tmpfs
 
# mount -t tmpfs -o size=64m /dev/shm /tmp
のようにすると、/tmpディレクトリがtmpfsを利用してメモリ上に置かれることになります。
/dev/shmはtmpfs専用のマウントポイントです。
sizeは最大容量を指定しています。
使いこなせればとても重宝するコマンドです。
使ってみるといいでしょう。
以上、tmpfsの概要の解説でした。