こんにちはユキトモです。
今回は「仮想コンソール」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- 仮想コンソールの概要が分かります。
仮想コンソール
簡単に言うと
「実際に存在するキーボードとディスプレイを使って複数の仮想コンソールを切り替えて利用すること」
です。
キーボードとディスプレイさえあれば、LinuxをCUIでアクセスすることができます。
ユーザはコンソールを利用してLinuxにコマンドを入力して、OSからの出力を得ています。
Linuxを操作するためには必要な物です。
仮想コンソールとは実際にはないけど、存在するかのようなという意味があります。
LinuxなどのUNIX系OSには、仮想コンソールが「複数」あります。
その仮想コンソールを切り替えて通常使っていきます。
1セットの実際に存在するキーボードとディスプレイを使って複数の仮想コンソールを切り替えて利用する」ということを指しています。
ネットワーク経由ではなく直接接続されたキーボードとディスプレイを使ってLinuxでGUIが起動しているときに
・Ctrlキー + Altキー + F1キー
を同時に押下するとCUIログイン画面が表れます。
仮想コンソールのうちの1つがここで表示されます。
ユーザ名とパスワードを入力すると、CUIでログインして、Linuxにアクセスすることができます。
ここで、「Altキー+F2キー」を押下すると、
画面が切り替わり、新しいログイン画面が表れます。
ここでログインして、別の操作を行うことができるようになります。
同様に、Altキー+F3キーで新しい仮想コンソールを表示することができます。
同様に、Alt+F6キーまで、合計で6個のコンソールが利用できます。
GUIに戻るには、Alt+F7キーを押します。
2023年の最近では、GUIを利用することが多くなりました。
またGUIから複数のターミナルを起動して操作することができるため、仮想コンソールを知っている方は少なくなってきているかも知れません。
ですが主にサーバ用途では、X Window Systemをインストールしない場合も多くあります。
このような場合は仮想コンソールがとても重要になってきます。
障害発生時、ある仮想ターミナルがフリーズした場合に、別の仮想コンソールがまだ使えるという場合もあります。
なので仮想コンソールの使い方は知っておくといいでしょう。
以上、仮想コンソールの概要の解説でした。