こんにちはユキトモです。
今回は「冗長化」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- 冗長化の概要が分かります。
冗長化
簡単に言うとITの世界で冗長化とは
「多めに用意しておくもの」
です。
システムの冗長化とは、たとえばネットワーク上に同じサーバを複数台用意することを言います。
1つ目のサーバをメインとします。
そして他のサーバはそのサーバの「複製」とします。
バックアップを取り、そのバックアップをいつ障害が発生しても使えるように「複製」したものを普段から用意しておくということを「冗長化」と言います。
冗長化の利点は
1つには1台のサーバが故障しても、システムを問題なく実行し続けることができるます。
耐障害性の向上があります。
個人で運用しているWebサイトのシステムが一時的にダウンしても問題ありません。
困るのはその個人だけだからです。
ですが企業のWebサイトがダウンすると信用問題にかかわります。
多くの人がそのサービスが使えなくなるからです。
金融関係のWebサイトがダウンした場合は、顧客に大きな損害を与えてしまいます。
これは大きな問題になるので何としてもこの障害を起こしてはいけません。
このため重要なシステムでは冗長化は大きな利点です。
もう1つの利点は負荷分散です。
例を挙げると、
1台のWebサーバーに大量のアクセスが発生するとそれぞれのリクエストに対する応答が遅くなります。
場合によっては全然アクセスができなくなってしまいます。
この状況を回避するために複数のサーバにアクセスを分散させます。
システムの冗長化を行います。
アクセスのリクエストを分散させる「ロードバランサ」という機器と組み合わせて使う場合が多いです。
複数のWebサーバーにリクエストを処理させるようにします。
大規模なシステムを運用する場合は、冗長化をすることは必須です。
その分、欠点としては手間やコストが増えます。
ですがとても大切な技術です。
ITの世界ではよく使われる技術なので覚えておくといいでしょう。
以上、冗長化の概要の解説でした。