こんにちはユキトモです。
今回は「LTS」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- LTSの概要が分かります。
LTS
簡単に言うと
「長期間セキュリティアップデートが提供されるバージョンでLong Term Supportのこと」
です。
Ubuntuなどのディストリビューションでは、Long Term Support版がときどきリリースされます。
カーネルでもLong Term Support版があります。
長期間セキュリティアップデートが提供される版です。
ディストリビューションを常に最新にすればいのではと思う方もいると思います。
ですが、OS全体を全部最新のものにするというのは、結構大変です。
込み入ったシステムを構築している場合は使っているアプリがアップデートするなどして互換性の不具合が発生する可能性もあります。
最新のアプリにした場合、まだ誰も知らないセキュリティホールが存在するという可能性もあります。
サーバ用に使う場合は、安定性が最優先という考え方もあるでしょう。
最新機能などは不要で安定で安全なものという考え方は重要です。
このような時に、Long Term Support版は最適だと言えます。
ですがLTS版もサポートの打ち切りが結局のところやってきます。
そういった場合は、システムをアップグレードする必要が出てきます。
この場合はシステムの更新間隔が開きます。
そのためアップグレードに失敗する可能性が出てきます。
こういった場合は、新しくシステムを構築して古いデータを載せ替えるといった方法が最適かも知れません。
Long Term Support版と通常版には、それぞれ利点と欠点があります。
正しく特徴を熟知して使い分けるのがいいでしょう。
以上、LTSの概要の解説でした。