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【Linux】「/etc/resolv.conf」ファイルとは?

 

「/etc/resolv.conf」ファイルについておしえて下さい。

こんにちはユキトモです。

今回は「/etc/resolv.conf」ファイルについて解説していきます。

この記事でわかること

  • 「/etc/resolv.conf」ファイルの概要が分かります。

「/etc/resolv.conf」ファイル

ひとことで言うと

「ホスト名からIPアドレスを調べることができる「名前解決」の設定を行うファイル」

です。
 

筆者の環境の例を記すと

 /etc/resolv.conf
 
[root@home1 etc]# cat /etc/resolv.conf
# Generated by NetworkManager
search localdomain d1.example.org d2.example.org
nameserver 192.168.200.2
nameserver 192.168.200.132
domain     localdomain
 

 
「nameserver」の後ろには、そのコンピュータが名前解決に利用するDNSサーバのIPアドレスを書きます。
 

記載するIPアドレスは、グローバルIPアドレス、プライベートIPアドレスどちらでも大丈夫です。
 
また、nameserverは複数指定することができます。
 

複数指定した場合は、まず最初に指定したDNSサーバに問い合わせを行います。

 
そして解決できなかった場合は2番目に指定したDNSサーバに問い合わせる、というように動作します。
 
「domain」の行には、通常はそのコンピュータが所属するドメインを指定します。
 
このように設定すると名前解決をする時にホスト名だけを入力したとき、
 
domainのうしろに記載したドメイン名を付加して名前解決を行います。

 

例をあげると

 /etc/resolv.conf
 
$ ssh host1
 
とコマンドを実行すると
 
$ ssh hosts1.localdomain
 

と実行したのと同じことになります。
 

通常、そのコンピュータが存在するネットワーク上にあるホストをよく利用することになるため、
 
domainにはそのホストが所属するドメインを指定して、

 
ホスト名のFQDNの最初のピリオドまでの部分だけを指定すれば、
 
そのホストにアクセスできるようにすることが一般的です。
 
「search」は、「domain」を複数指定できるようにしたものです。
 

 search
 
$ ssh host1
 

を実行した場合、「host1」で名前解決を実施します。
 
名前解決が出来ない場合は
 
「host1.localdomain」を実施します。それでもできない場合は、
 

「host1.d1.example.org」、「host1.dm2.example.org」の順で名前解決をおこなっていきます。
 

その他にも記載できる項目はありますが、最低限必須なのは「nameserver」です。
 
DNSに対する名前解決の動きがおかしいな時は
 
「nameserver」の書いている内容を確認するといいでしょう。
 
また、domainやsearchはよく使用するドメインなどがある場合に、
 
設定しておくと便利でしょう。
 
 
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