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【Linux】chageコマンド

2023年6月29日

 

「chageコマンド」のことをおしえて下さい。

こんにちはユキトモです。

今回は「chageコマンド」について簡単に解説していきます。

この記事でわかること

  • chageコマンドの概要が分かります。

chageコマンド

簡単に言うと

「パスワードの有効期限を指定するためのコマンド」

です。
 

Linuxの一般ユーザ用パスワードは初期設定では有効期限はありません。
 

一回パスワードを設定すると、ずっとそのパスワードを使い続けることが可能です。
 

この状態はセキュリティ上あまりよろしくありません。
 

長い間、同じパスワードを使い続けると予期せぬ被害に遭遇する危険が増えます。
 

パスワードは、定期的に変更する運用がどのプロジェクトでも通常されています。
 

パスワードに

・期限が切れる前に警告を表示する

・一定の期間の期限をつける

などのように設定することが可能です。

 

この時にchageコマンドを使用します。
 

chageコマンドのオプション

例を挙げると、

・有効期限の後にアカウントがロックされるまでの日数を指定する「-I 日数 ユーザ名」

・パスワードの有効期限の前に警告を表示する「-W 日数 ユーザ名」

・パスワードの有効日数を指定する「-M 日数 ユーザ名」

などがあります。
 

ユーザ「hoge」のパスワードの有効期限を「90日」に設定する場合は、(root権限が必要です。)
 

 有効期限を設定
 
# chage -M 90 hoge
 

 

パスワードが切れる「10日」前に警告を表示する設定は

 警告を表示
 
# chage -W 10 hoge
 

と設定します。
 

設定状況を確認するには、(一般ユーザ権限で実行可能)

 設定状況確認
 
$ chage -l hoge
 

とします。
 

パスワードの有効期限をどれくらいの期間に設定するのかは、プロジェクトの方針に従うのがいいでしょう。
 

3ヶ月程度に設定するのが通常でしょう。
 

年に1回しかログインされないという場合は、期限を設定しないという設定も特例としてあるでしょう。
 

以上、chageコマンドの概要の解説でした。
 

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