こんにちはユキトモです。
今回は「ディスククォータ」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- ディスククォータの概要が分かります。
ディスククォータ
簡単に言うと
「ユーザごとに、使用できるハードディスクの容量制限をかける」
ということです。
個人でLinuxを利用しているとあまり意識はしないと思いますが、
Linuxはマルチユーザ(複数のユーザ)が利用することを条件に設計されたOSです。
研究機関や大企業では、UNIX系OSを何百人で同時に使うことは日常的に使われています。
ここで問題になるのがハードディスクの容量が足りなくなる問題があります。
ハードディスクの容量がとても2023年の近年では大容量になっています。
ですが何も考えなしにファイルを保存し続けるとディスクの空き容量が足りなくなってしまいます。
大勢のユーザが使うと、ハードディスクの容量はすぐに足りなくなります。
その問題を解決するためにUNIX系OSではユーザごとに、ハードディスクの容量制限をかけるという機能があります。
これが「ディスククォータ」です。
Linuxのディスククォータは
・ハードリミット
という、2種類の容量制限が設定できます。
「ソフトリミット」は、
ディスクの使用容量が、あらかじめ指定された容量に達した時に警告をするだけという制限です。
「ハードリミット」は、
あらかじめ指定された容量に達した時に、ファイルへの書き込みができなくなるという制限です。
ソフトリミットとハードリミットは同時にサーバに設定することができます。
ソフトリミットに達した場合、一定時間が過ぎるとファイルへの書き込みができなくなってしまいます。
ディスククォータは大勢のユーザが利用するUNIXマシンを管理する場合には必須の機能です。
サーバ管理者なら上手に使って、気持ちよく使える運用を心がけましょう。
以上、ディスククォータの概要の解説でした。