こんにちはユキトモです。
今回は「ファイルシステムの種類」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- ファイルシステムの種類の概要が分かります。
ファイルシステムの種類
一言でいうと
「記憶装置に保存されたデータを管理し、操作するために必要な機能」
です。
2023年の現在、Linuxは、「ext3」というファイルシステムが主流です。
ですがそれ以外にも
・ZFS
・XFS
・ReiserFS
などのファイルシステムもあります。
Windowsは「NTFS」というファイルシステムが良く使われています。
CD-ROMでは「ISO9660」というファイルシステムが一般的によく使われます。
またLinuxは「ext3」の後継で「ext4(kernel 2.6.19以降で利用可能)」のファイルシステムの開発がされています。
ジャーナリング
XFS、ext3などのファイルシステムには、「ジャーナリング」というシステムが使われています。
「ext3」より前の「ext2」ファイルシステムにはジャーナリングという機能はありませんでした。
「ジャーナリング」は、
ファイルに何らかの更新をする時に事前にファイルの更新の内容をジャーナルという領域にログとして記録します。
そしてそのあとにファイル更新処理を行う。
という機能です。
利点は、電源の供給が止まったなどのなんらかの原因でファイルの更新処理が止まってしまったときにこの機能が活躍します。
OSが異常シャットダウンされ、そのあとにOSを起動する時に、ジャーナルを見てファイルシステムのチェックを行います。
そのチェック中にジャーナルとファイルの内容が一致していなければ、そのファイルが正常に更新されなかったということになります。
ジャーナルを確認すると「更新されていないファイルの有無」がわかります。
なのでファイルシステム全体のチェックをする必要もありませんしチェックの時間も短くなります。
ですが、ここで注意点があります。
ジャーナリングシステムはファイルの内容を100%保証はしません。
ですのでOSの異常終了はしないようにすることが大事です。
以上、ファイルシステムの種類の概要の解説でした。
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