こんにちはユキトモです。
今回は「プロンプト」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- プロンプトの概要が分かります。
プロンプト
一言でいうと
「コマンドの入力をしめすマーク」
です。
Linuxで使われるシェルは、Linuxを操作する時に必ず必要になるものです。
今回はシェルにbashを利用するものとして進めます。
bashを使う上で「プロンプト」は重要です。
「プロンプト」には「うながす」という意味があります。
シェルがユーザにコマンドの入力をうながすのがプロンプトなのです。
筆者のLinuxディストリビューションは、プロンプトが
プロンプト
 
[root@home1 opt]#
のように表示されています。
この例では、
・ログインしているユーザ名
・ホスト名
・カレントディレクトリ
が表示されています。
コマンドの入力をうながす役割とユーザに今の状態を表す情報を表示します。
プロンプトに表示される内容は、変更することができます。
ログインしているユーザ名、ホスト名、カレントディレクトリのほかに
コンソール番号、接続時間、現在の時間、現在の日付、などを表示させることができます。
安全に使うために、「#」とか「$」だけ表示することもできます。
プロンプトの表示を変更するには、シェル変数「PS1」を変更します。
コマンドが複数行にわたる時はPS2に設定されたプロンプトが表示されます。
例を挙げるとシェル変数PS1に、
PS1に値を設定する
 
export PS1='$ '
$
と設定すると、$マークだけがプロンプトとして表示されます。
「[root@home1 opt]# 」のようにユーザ名、ホスト名、カレントディレクトリをプロンプトを表示するには、PS1に
プロンプト
 
$ export PS1='[\u@\h \W]\$ '
と設定します。
PS1変数はログイン後に変更することもできます。
シェルにbashを利用する時ですがログインする時に表示するプロンプトを設定するには、ホームディレクトリにある「.bashrc」ファイルの末尾に、その設定を書いておきます。
export PS1='[\u@\h \W]\$ '
のように追加して書いておけば、次回のログインする時からこのプロンプトが表示されるようになり、いちいち変更する手間が省けます。
以上、プロンプトの概要の解説でした。
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