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【Linux】syncコマンド

 

「syncコマンド」のことをおしえて下さい。

こんにちはユキトモです。

今回は「syncコマンド」について簡単に解説していきます。

この記事でわかること

  • syncコマンドの概要が分かります。

syncコマンド

簡単に言うと

「キャッシュに存在する未処理のデータをディスクに書き込むコマンド」

です。
 

ファイルシステムは、ハードディスクにデータの変更や書き込みをするときは、その時に書き込みを行ってはいません。
 

一時的にキャッシュ領域に記録しておきます。
 

そしてのちほどまとめてディスクに書き込むという方式を採用しています。
 

これを行う理由はディスクへのアクセスする回数を下げてディスクの負担を減らす目的があります。
 

またジャーナルという仕組みを成立させるなどがあります。
 

syncのデメリット

停電などの原因でサーバーが電源OFFになってしまった場合があるとします。
 

このときキャッシュのデータをファイルシステムに書き込む前にサーバーが電源OFFになります。
 

そうするとディスクのデータにズレが発生します。
 

そのため大きなトラブルの原因になることがあります。
 

「syncコマンド」は、キャッシュに存在する未処理のデータをディスクに書き込むコマンドです。
 

「sync」を実行するだけでファイルへの書き込みが行われます。
 

重要なのは「shutdown」コマンドを実行した場合も、sync処理が行われます。
 

「reboot」または「halt」コマンドでも同じです。
 

上記以外の方法でステムを停止した場合などはsync処理が行われません。
 

そのためデータにズレが発生する場合があるということです。
 

システムの停止・再起動はその場に合っている正しいコマンドで実行することが重要です。
 

以上、syncコマンドの概要の解説でした。
 

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