こんにちはユキトモです。
今回は「vmstat」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- vmstatの概要が分かります。
vmstat
簡単に言うと
「CPUの動作状況やディスクI/O、メモリの空き容量などを表示するコマンド」
です。
システムのボトルネックが
・Memory
・ハードディスク
などどこにあるのかを確認するためのコマンドです。
「vmstat」を使えば今、運用しているサーバのどの部分が足りないのかを調べることができます。
例を挙げると、「-d」オプションをつけると、ディスクへの読み書き状況が表示されます。
vmstat -d
 
# vmstat -d
disk- ------------reads------------ ------------writes----------- -----IO------
total merged sectors ms total merged sectors ms cur sec
nvme0n1 33340 553 6777047 69479 19572 10231 6101561 43283 0 35
sr0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
dm-0 30869 0 6671790 68354 18089 0 6003748 46410 0 31
dm-1 2501 0 23664 5470 11669 0 93352 36620 0 3
繰り返し実行することも可能です。
例を挙げると、3秒間隔で10回実行するには、
****
 
$ vmstat 3 10
のようにします。
引数なしで実行すると、取得した情報を1回表示するだけになります。
回数を省略すると繰り返し情報を表示し続けます。
終了するには、Ctrl+cを押して強制終了させます。
vmstatコマンドは、サーバの動作が遅くなった時や通常、運用している時の管理でとても重宝するコマンドです。
vmstatコマンドから得られる情報は多岐にわたります。
通常、16個の項目が表示されます。
例を挙げると、ディスクI/Oの場合
・ブロックデバイスに送られたブロック数(1秒当たり、ioのbo)
の2つが表示されます。
その他の項目は、マニュアルなどを参考にするといいでしょう。
表示の仕方は
****
 
# man vmstat
です。
以上、vmstatの概要の解説でした。