Linux

【Linux】vmstatコマンド

2023年6月16日

 

「vmstat」のことをおしえて下さい。

こんにちはユキトモです。

今回は「vmstat」について簡単に解説していきます。

この記事でわかること

  • vmstatの概要が分かります。

vmstat

簡単に言うと

「CPUの動作状況やディスクI/O、メモリの空き容量などを表示するコマンド」

です。
 

システムのボトルネックが

・CPU
・Memory
・ハードディスク

などどこにあるのかを確認するためのコマンドです。
 

「vmstat」を使えば今、運用しているサーバのどの部分が足りないのかを調べることができます。
 

例を挙げると、「-d」オプションをつけると、ディスクへの読み書き状況が表示されます。
 

 vmstat -d
 
# vmstat -d
disk- ------------reads------------ ------------writes----------- -----IO------
       total merged sectors      ms  total merged sectors      ms    cur    sec
nvme0n1  33340    553 6777047   69479  19572  10231 6101561   43283      0     35
sr0        0      0       0       0      0      0       0       0      0      0
dm-0   30869      0 6671790   68354  18089      0 6003748   46410      0     31
dm-1    2501      0   23664    5470  11669      0   93352   36620      0      3
 

繰り返し実行することも可能です。
 

例を挙げると、3秒間隔で10回実行するには、

 ****
 
$ vmstat 3 10
 

のようにします。
 

引数なしで実行すると、取得した情報を1回表示するだけになります。
 

回数を省略すると繰り返し情報を表示し続けます。
 

終了するには、Ctrl+cを押して強制終了させます。
 

vmstatコマンドは、サーバの動作が遅くなった時や通常、運用している時の管理でとても重宝するコマンドです。
 

vmstatコマンドから得られる情報は多岐にわたります。
 

通常、16個の項目が表示されます。
 

例を挙げると、ディスクI/Oの場合

・ブロックデバイスから受け取ったブロック数(1秒当たり、ioのbi)
・ブロックデバイスに送られたブロック数(1秒当たり、ioのbo)

の2つが表示されます。
 

その他の項目は、マニュアルなどを参考にするといいでしょう。
 

表示の仕方は

 ****
 
# man vmstat
 

です。

 

以上、vmstatの概要の解説でした。
 

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