Oracle

【Oracle19c】rpmで簡単インストール2

2020年11月16日

データベースを作成後、EM Database Expressの起動がうまくいきません。設定の仕方をおしえて下さい。

こんにちはユキトモです。

前回、GUIを使わずにOracleデータベースをインストールしsqlplusコマンドでログインするところまで確認しました。

そのほかの状態を確認してみましょう。

sysユーザのパスワード設定

 

・筆者の環境ではsysユーザのパスワードが設定されていなかったのでここで設定

 パスワード変更
$ sqlplus / as sysdba
SQL> ALTER USER SYS IDENTIFIED BY oracle;

 

作成されたデータベースの確認

 

 作成されたデータベースの確認
SQL> show pdbs
CON_ID     CON_NAME                       OPEN MODE  RESTRICTED
---------- ------------------------------ ---------- ----------
2 PDB$SEED READ                           ONLY       NO
3 ORCLPDB1 READ                           WRITE      NO

EM Database Expressへのアクセス

 

・EM Database Expressへアクセスするための準備をします。

 ポート5500を有効化
--確認
SQL> select dbms_xdb_config.getHttpsPort() from dual;
--プロシージャ実行
SQL> exec DBMS_XDB_CONFIG.SETHTTPSPORT(5500);
--再確認
SQL> select dbms_xdb_config.getHttpsPort() from dual;

リスナーを再確認(5500でListenしているかどうかの確認)
リスナーの状態を確認

 ***
SQL>! lsnrctl status
--リスナーが起動していない場合は起動する
SQL>! lsnrctl start
--リスナー情報をOracleへ反映する
SQL> alter system register;
--リスナーの再確認
SQL> ! lsnrctl status
 netstatコマンド
--netstatコマンドで確認
SQL> ! netstat -atnp | egrep -i 'prot|5500'

・CDBおよびPDBを管理するには、EM Expressのグローバルポートを有効にする必要があります

 グローバルレポート有効
SQL> exec dbms_xdb_config.SetGlobalPortEnabled(TRUE)
SQL> exit

・ファイアーウォールが有効になっていると接続できないので、ここでは停止をしてみます。

 ファイアーウォール無効
# firewalldを確認
systemctl status firewalld
# firewalldを停止
systemctl stop firewalld
# firewalldを確認
systemctl status firewalld

ブラウザを起動

 ブラウザを起動
https://192.168.200.130:5500/em

まとめ

今回の「EM Database Express」の設定ではファイアーウォールは停止して今回設定しました。
業務で使用する場合は、ポート5500のみを有効にするなどセキュリティ面を考慮する必要があると思いますが今回は検証環境なのでこの設定にしました。

次回はPDBについて解説していきたいと思います。

-Oracle
-, , ,