こういった悩みにお答えします。
こんにちは、ユキトモです。
「バビロン大富豪の教え」
あなたはお金持ちになりたいと思ってませんか？
もちろん、なりたいですよね？
いっぱい稼いで、異性にモテて高級車に乗りたいですよね。
では、そのために何かやっていることはありますか？
ない場合がほとんどではないでしょうか？
どうやってお金持ちになればいいのかわからないから生活レベルが向上しないのではないでしょうか。
今回は1926年にジョージ・クレイソン著の「バビロン大富豪の教え」を解説します。
今もなお読み継がれているお金の名著です。
この本を読めばお金持ちになるための基本を知ることができます。
必要な1歩を踏み出すことができるでしょう。
まずはバビロン大富豪の教えは7つあります。
7つの教え
・収入の10分の1を貯金せよ
・欲望に優先順位をつけよ
・ためたお金に働かせよ
・危険や天敵から金を堅守せよ
・よりよきところに住め
・今日から未来の生活に備えて動き出せ
・自分こそ最大の資本にせよ
1つずつわかりやすく解説していきます。
Step1 収入の10分の1を貯金せよ
1つ目は「収入の10分の1を貯金せよ」です。
30万円の給与であれば毎月3万円を貯金すべきということです。
お金持ちでない人はこれが出来ていないんです。
実際に収入の10分の1を貯金できる人は驚くほど少ないんです。
稼いだお金を全て使い切ってしまう人がほとんどです。
これはパーキンソンの法則で説明できます。
イギリスの歴史学者であるパーキンソン先生が発見した法則です。
「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」
支出の額とは？
要するに人間は稼いだ金額までお金を使ってしまいます。
例えば毎月100万円稼いだとします。
あなたならどう使いますか？
取り合えず、いい部屋に引っ越しですよね？
高級時計を買って車も高級車に買い換えて、アニオタならアニメのDVDを全巻揃えて、フィギュアも購入するといった行動を取るでしょう。
それが素直な人間の反応です。
実際、魅力的な商品やサービスがたくさんあるこの世の中で収入の10%を貯蓄し続けることは簡単なことではありません。
人間の欲というのは上を見たらキリがありません。
一度上げた生活水準は下げることはできなくなります。
要するに、人間というのは収入が増えれば支出の額も同じだけ増えてしまいます。
心当たりありませんか？
言われてみればそうですよね？
人間ていうのは余裕があるとぎりぎりまで使ってしまいたくなります。
例えて言うなら、夏休みの宿題をぎりぎりまでやらないのと同じです。
いつも稼いだお金を全部使い切ってしまっていたなんてことないでしょうか？
そこで、意識して給料の10%を毎月貯金する必要があります。
でも、どうやってすればいいのでしょうか？
そのためには給料が入った時点で10%は貯金用に絶対におろさない口座に入れておくことです。
手を付けられないようにしておくことが重要です。
この方法はシンプルですが、とても効果的です。
サラリーマンの障害賃金は3億円と言われています。
そのうち10%だけを貯金して行けば、3千万円は貯まります。
20%なら6千万円です。
そのために必要なのは収入の10%を貯蓄するという誰でもできることするだけです。
Step2 欲望に優先順位をつけよ
Step1で述べましたが、給料の10%だけ貯金するようになると残りは90%です。
30万円の給料であれば、27万円しか使えないことになります。
そうなるとやっと人間はお金の使い道を真面目に考え始めます。
お金が使えないと人は知恵を絞り始めます。
自分に本当に必要なものを真剣に考えるようになります。
例えば、携帯電話の月々の支払です。
本当に今のままの料金設定でいいのでしょうか？
アップルのケアサポートに入った方がいいのか？
車より自転車でもいいのかも知れない。
20%貯金する方法として実家に住むのも方法としてありなのかも知れないのではないか？
このように人間は考え始めます。
例えて言うと、大きい冷蔵庫であれば何も気にせずにいろいろな食材を買っていました。
ですが、小さい冷蔵庫になるとその小さなスペースに収まる必要不可欠な食料だけを考えて買うようになると同じです。
限られたお金を有効に使うためにあなたは欲望に優先順位をつけることです。
Step3 貯めたお金に働かせよ
ここでは大事に貯めたお金をついに使います。
このままずっと貯金しておきたいと思っていませんか？
残念ですが、今の超低金利の時代に銀行に貯金したままだと一生お金持ちにはなれません。
そもそもお金持ちとはどういう人だと思いますか？
銀行口座にたくさんお金がある人でしょうか？
違います。
この本ではお金持ちとは
「お金を持っている者ではなく、
お金の増やし方を知っている者」
のことだと言っています。
お金の増やし方ってむずかしいと思っていませんか？
要するに「お金を投資して増やす」ということです。
ここでいう投資とは
例えると1万円誰かに貸して1週間後に1万1000円を返してもらえれば1000円儲かります。
これはお金に働かせたということになります。
お金を一時的に失ったが、未来にお金が返ってくるから投資ということになります。
お金を失っただけで未来にお金が返ってくる可能性がないものは消費になります。
消費と投資は全く違います。
大事に貯めたお金を投資に使いなさいということです。
こんな難しいことを素人にできるのでしょうか？
できます！
世の中にはいろいろな投資があります。
例えば古い戸建てを購入してキレイに修復して誰かに住んでもらえれば家賃が入ってきます。
誰かに働いてもらって利益を上げることもできます。
学生であればいろんな勉強をしてが海外に行って知見を広げるのも投資と言えるでしょう。
もっともわかりやすいのが株です。
株を買って上がった時に売れば利益が出ます。
特に外国のインデックス投資という方法をこの本ではオススメしています。
インデックス投資とは、簡単に説明すると数百社以上の会社の株が1つにまとめられている株の詰め合わせセットのようなものです。
多くの会社の詰め合わせだから分散して投資をしていることになります。
分散されているので一気に下がることがよほどのことがない限りありません。
しかも自動で株の銘柄を入れ替えてくれるので毎日、確認が不要です。
投資して1～2年はマイナスになることもあります。
ですが、5～10年経てばほとんどプラスになっていることが期待できます。
このインデックス投資は勝者のゲームと言われています。
ずーっと放っておけば勝てる確率がとても高い投資だからです。
20代、30代は株に投資するよりも経験に投資した方がいいでしょう。
ですが、証券口座くらいは開設しておいてもいいでしょう。
他にも何かの本を買うのだって機材を買うのだって投資です。
投資にはお金が必要です。
でも、投資に失敗したらどうなるのでしょう？
むろん、0になります。
それが投資というものです。
例えばパソコンやビデオカメラを買ってYouTubeを始めたけど再生数が伸びなければお金が出ていくだけですよね。
そうなったら経験が得られたと考え直して、もう一度お金を貯めて勝負をするしかありません。
この世の中で確実にもうかる方法は存在しません。
だからいろいろと勉強して投資すものを見定めたらタイミングを読んで、勇気とお金をふり絞って勝負するしかありません。
ですが、お金が無ければチャンスどころかそのスタート地点にも立つことはできません。
これが今の社会です。
だから毎月10%のお金をためておく必要があります。
繰り返しますが、お金は投資へ回すべきです。
そして投資というのは未来に何らかの見返りが得られる可能性が高いものです。
ちなみにお金持ちやビジネスを持っている人はだいたい稼げそうなものの検討がついています。
その人たちの話を聞くとものすごくいいアドバイスをもらえるかも知れません。
Step4 危険や天敵から金を守れ
ここでは、お金を投資する際の注意点を2つ説明します。
まず1つ目は「深く理解していないのに投資しないこと」です。
お金が溜まってくると気が大きくなってよくわからない一獲千金のもうけ話に乗りたくなるはずです。
例えば貿易のよく理解できない投資とかビットコインとかです。
「よくわからないけど儲かるらしい」そんな甘い話を信じたくなりますよね？
何でビットコインが上がっているのかわかってない方もいると思います。
ビットコインが悪いと言っているわけではありません。
自分でしっかりと理解できない物にお金を使わないということが重要です。
よくわからない場合は必ずその道に精通した人に相談することです。
2つ目は「今あるお金をすべて投資しないこと」です。
よく株で借金を背負う人がいます。
そういった人は一獲千金を夢見て有り金全部、投資しています。
それはバカがすることです。
基本的に「一獲千金は危険です。」
この本にも
「非現実な利益を出そうとしてはいけない。」
と書かれています。
成功の秘訣は地道に少しずつ増やすことです。
まとめると「自分がよくわからないこと」と「有り金全部投資すること」はダメってことです。
ここで人生が狂ってしまう人も多いので、注意して下さい。
Step5 より良きところに住め
次は「より良きところに住め」です。
いい住まいに住めってこととはどんなことでしょうか？
この本は1926年に書かれました。
なので、今よりも恐らく住む場所の格差が大きかったと思われます。
今はどこに住んでもインターネットは繋がるしお風呂もエアコンもあるのが普通です。
1900年代よりは住む場所の差は小さくなったように思います。
ですが、そんな現代でもまだ済む場所は重要です。
どんなところが重要なのでしょうか？
それはまず当たり前ですが、東京には会社が多いのでいろいろな仕事に就けます。
チャンスをつかむ確率が増えるし収入も増えやすいと言えるでしょう。
何でもお店がそろっていて、エンタメも集まってきます。
そして立地条件の良い場所に住むとセキュリティ性が高いので変な奴に遭遇することも減ります。
空き巣とかストーカーとか強盗とかです。
あとは訪問販売をする人もいなくなるでしょうし、迷惑な人もいなくなるでしょう。
例えていうと、新幹線のグリーン車に変な人が乗っていないとの同じです。
高い家賃の場所にはやはりしっかりとした人が住んでいることが多いです。
実際にエンリコ・モレッティ著の「年収は『住むところ』で決まる」という本の中でも住む場所によって年収や与えられるチャンスが大きく変わることが根拠をもとに書かれています。
住む場所は重要です。
成功は「才能」と「環境」で決まります。
もちろん優秀な会社には優秀な人材が集まってきます。
ドンドンいい刺激を与え合うことができるでしょう。
これだけ歴史的なお金の教科書にも住む場所のことが書かれてるのだから自分をいい環境におくことはとても重要なことです。
Step6 今日から未来の生活に備えて動き出せ
当たり前ですが、人間はいつかは死にます。
事故にあったり、病気になったりしますよね。
そこで毎月少しずつでもお金を積み立てて行けば、老人になって動けなくなったとしても焦る必要もなく暮らしていけるでしょう。
健康も同じ考え方で、未来を見据えて、タバコを吸わないようにするとかお酒の量は守るとかみ直に実践できることはたくさんあるはずです。
将来どこに住んでいたいか？
何をしていたいか？
いくら貯金があると安心なのか？
考えてみて下さい。
そういったことを明確にしていまから動き出そうということです。
あなたは全部後回しにしていませんか？
株をもし始めるなら早い方が圧倒的に有利です。
そしてそれは人生全般にも言えることです。
習い事、勉強、運動も早いうちからやっておいた方が有利です。
人それぞれ必要なお金も人生の目標も違うと思います。
ですが、そんな未来を見据えて今行動するべきだということです。
Step7 自分こそを最大の資本にせよ
最後は「自分こそを最大の資本にせよ」です。
自分の能力さえあれば例え10億円の借金を背負ったとしても返済して何度でも復活することができるでしょう。
人やお金、株が消えた時、最終的に信用できるのは「自分」です。
そのためにも常に自分の体調を万全に整えて、多くの本を読んでいろいろな経験を積んで自分のレベルを上げておくことです。
自分のレベルアップが必要です。
特に知識や能力があって健康であればどこに行っても重宝されるでしょう。
そのためにも毎日ちょっとした運動を習慣づけるとか興味のある本を読むとか自分にあった食生活を若いうちから見つけておいた方がいいでしょう。
そして最後にこの本ではこういったことが書かれています。
「どれだけ成功法則を学んだとしても行動を起こさなければ「成功」と「失敗」という財産を得ることはできない。」
まずは勇気を持って行動してみることです。
たとえ失敗したとしても自分のレベルは上がっているはずです。
まとめ
・収入の１０分の１を貯金せよ
・欲望に優先順位をつけよ
・貯めたお金に働かせよ
・詳しくない儲け話には乗るな／一獲千金は危険
・より良きところに住め
・今日から未来の生活に備えて動き出せ
・知識や経験、健康と運動を取り入れて自分こそを最大の資本にせよ
これがバビロン大富豪の法則のすべてです。
ここに書かれていることは100年以上読み継がれてきた黄金の法則です。
まずは毎月10分の1を貯金することから始めてみてはいかがでしょうか。
とにかく、知識を得たらすぐに行動に移すことです。
それが出来たら次に進むことです。
以上です。