Unix系のOSで使われている「/dev/zero」をおしえて下さい。
こんにちはユキトモです。
今回は、Unix系のOSでつかわれる「/dev/zero」を解説していきます。
「/dev/zero」ファイル
「device(デバイス)」のあたま3文字を取って「/dev」としています。
「/dev」ディレクトリの中に「zero」ファイルがあります。
「zero」ファイルは「NULL文字」が入っています。
「NULL文字」は「何もない文字」と考えて下さい。
ポイント
「/dev/zero」は「NULL文字がたくさん入っているファイル」
「NULL文字」を使ってファイルを作る
例えば、1024バイトのファイルを作りたい場合があったとします。
この「NULL文字」がたくさん入った「zero」ファイルを使います。
中身がぜんぶNULL文字のファイルを作成することができます。
1024バイトのファイルを作ってみる   [root@localhost work]# #1024バイトのファイルを作成 [root@localhost work]# dd if=/dev/zero of=test1024 bs=1024 count=1 100+0 レコード入力 100+0 レコード出力 104857600 bytes (105 MB, 100 MiB) copied, 0.0796668 s, 1.3 GB/s [root@localhost work]# ls -l 合計 4 -rw-r--r--. 1 root root 1024 10月 27 12:57 test1024
「/dev/zero」はこのように使うことができます。
例えば何か書かれているテキストファイルがあったとします。
「NULL文字」で塗りつぶすことができます。
「NULL文字」で塗りつぶしてみる   [root@localhost work]# #test1.txtの中身を見る [root@localhost work]# cat test1.txt aa [root@localhost work]# ls -l -rw-r--r--. 1 root root 4 10月 28 14:03 test1.txt [root@localhost work]# # 「NULL文字」で塗りつぶしてみる [root@localhost work]# dd if=/dev/zero of=test1.txt bs=1024 count=1 1+0 レコード入力 1+0 レコード出力 1024 bytes (1.0 kB, 1.0 KiB) copied, 0.000328656 s, 3.1 MB/s [root@localhost work]# # 確認してみる [root@localhost work]# ls -l -rw-r--r--. 1 root root 1024 10月 28 14:04 test1.txt [root@localhost work]# cat test1.txt ←何も表示されません
まとめ
ポイント
「/dev/zero」は「NULL文字がたくさん入っているファイル」
とお考えて下さいね。
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