こんにちはユキトモです。
今回は「Btrfs」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- Btrfsの概要が分かります。
Btrfs
簡単に言うと
「スナップショットやコピーオンライトなどの機能を持った次世代のファイルシステム」
です。
Btrfsは2023年の現在開発段階である、新しいファイルシステムです。
カーネルのリリースされるたびに機能の改善・強化がされています。
次世代のファイルシステムとして期待されています。
Btrfsは「Solaris」に使われている「ZFS」の影響を受けています。
スナップショットやコピーオンライトなどの機能があります。
そしてデータの安全性を確保する機能が組み込まれています。
コピーオンライトは、データを書き換える時に、元のデータを一時的に別の記録エリアにコピーされます。
そのコピーに対して書き換えを行います。
この書き換えが終わった後にメタデータが更新されます。
こういった処理を行うためにどの段階で処理が中断しても、データが失われるという不具合が発生しないとされています。
その他には、ファイルシステムの管理の方法も新しいものが採用されています。
ファイルシステムのチェックなども簡潔になっています。
その他は、SSDの寿命を延ばす最適化する機能を備えています。
多くの新機能を実装したファイルシステムと言えるでしょう。
Btrfsはまだまだ開発段階です。
安定性がまだ不安定なところがあるので、実用するにはまだ遠いと言われてきました。
ですが開発者の絶え間ない努力によって安定性が向上しました。
実用できる日ももうすぐなのではないかと言われています。
Linuxの次世代標準ファイルシステムとして採用されるとも言われているので確認してみるといいでしょう。
以上、Btrfsの概要の解説でした。