こんにちはユキトモです。
今回は「RFC」について簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- RFCの概要が分かります。
RFC
簡単に言うと
「IETFという団体が発行している文書」
です。
RFCは「Request For Comments」の略です。
分かりやすく訳すと「意見を頼む」と意味になります。
IETFは「インターネット関連の基準を決めている組織」です。
基準が無いとまとまりませんよね。
インターネット関連の基準の取りまとめをやっているのがIETFという組織なのです。
そのIETFが取りまとめた基準を文書にしたものが「RFC」となります。
RFCには番号がついています。
番号を見ると何に関連する文書なのかわかるようになっています。
RFC1035:「ドメイン名」
RFC2131:「DHCP」
RFC793:「TCP」
などです。
このようにインターネットに関連がありそうな技術について番号が振られてRFCが発行されています。
ですが、実際にはインターネットで使われる技術は日々変化しています。
標準化するのは難しい作業なのです。
標準を定めても、状況によっては変わることもあります。
そして標準を決めても、何らかの不具合が発生する時もあります。
RFCは、インターネットで利用される技術の標準を定めていますが、変更されたり、不要になって無くなったりすることもよくあります。
全てのRFCが「標準」ではなく、実験的なものもRFCとして発行されることがあります。
このため、RFCの全部が完全に標準化されたものと思わないことです。
ですがRFCはインターネットの仕組みを支えている重要な文書ではあります。
以上、RFCの概要の解説でした。