あなたは「運」のいい人と悪い人がいると思っていませんか?
この記事では「運」について科学的に説明していきます。
書類文献:科学がつきとめた「運のいい人」 中野信子
Step1 運の数は平等である
あなたは運があると思う人でしょうか?
例えば、「この前、福引で1等が当たりました。」
それは良かったですよね。
では、運が悪い人の例では、
「この前、3連休だったのに体調を崩してしまい自分だけ音楽フェスにいけなかった。」
それは、残念ですよね。
では、運とは
「誰にでもほぼ平等に与えられるものである。」
ということを覚えて下さい。
例えば、コインの表が幸運で裏が不運だとします。
そのコインを1000回投げると結果は表と裏を測ってみた時に多少多めに表が出たり、裏が出たりすることもありますが、
長く続ければ続けるほど表が出る確率と裏が出る確率は50%に近づいていきます。
長期的に見れば皆さんに起こっている運の数は同じということになります。
では、なぜ運のいい人運が悪い人がいるのでしょうか?
それはあなたの物事のとらえ方にあります。
運がいい人は
「物事をプラスに考えられる人です。」
逆に運が悪い人は
「物事をマイナスに考えてしまう人です。」
運は目に見えないですよね?
例えば、運が悪い人は3連休だったのに体調を崩して音楽フェスに行けなかったから不運だと思いました。
でも音楽フェスに行ったことで事故に巻き込まれたとしたらどうでしょうか?
音楽フェスに行けなかったのは考え方によっては運が良かったということになるのではないでしょうか。
音楽フェスに行っていないから実査に事故に遭うかどうかはわからないです。
でも、行っていたら本当に事故に遇っていたかも知れません。
ただそれを知らないだけなのです。
つまり運が良いか悪いかは自分のとらえ方で変わってくるということです。
ただし、運というのは人が運んでくることも多いんです。
これは「運」という漢字は「運ぶ」という漢字と同じことからもわかりますよね。
この世の中には少しずつ運を良くするための科学的に証明された行動や考え方が存在します。
1.自分を大切にする
2.自分は運がいいと思いこむ
3.他人を思いやる
4.目標や夢を明確にする
Step2 運は人が運んでくるので、身なりを綺麗にしておく
一つ目は「自分を大切にする」ことです。
自分を大切にすることがまず運が良くなったと感じるための第一歩です。
どうゆうことかと言いますと、
美味しくて健康的な食事を取り綺麗な服を着て、身なりを綺麗にしておくということです。
例えば、ぼろぼろの服にボサボサの髪、ヒゲもボーボー、1か月風呂に入ってない臭い人を周りの人が大切に扱ってくれるでしょうか?
無理ですよね。
飲食店に入ると嫌がれるし、銭湯に行かれてもこんな人には入って欲しくないでしょう。
学校だと誰も話しかけてこないでしょうし、誰も握手なんて絶対にしたくないですよね?
身なりを綺麗にしておけば好かれる可能性があった女性からも嫌われるし人から避けられる結果になります。
自分は本当になんでこんなに運が悪いのだろうと感じることでしょう。
自分の人生を呪うかも知れません。
でもそれは、身なりが汚くて、ヒゲもボーボーで自分を大切に扱っていないからです。
運が良くなりたければ自分を大切にして身なりを整えることが重要です。
自分を大切にしている人は他人からも大切にされやすい傾向があります。
だから運が良くなりたければ必ず身なりを整えて自分を大切に扱う必要があります。
背が低いとかブスとか生まれながらにしてそういったこともありますよね。
これも運でしょうか?
背の高い人と低い人ではどちらかが幸せになるかは誰にもわかりません。
例えば、背の高い人が有利になるスポーツもあれば、背の低い人が有利になるスポーツもあります。
天才的なサッカー選手のマラドーナ選手の身長は165cmです。
運のよい人は今、自分にあるものを最大限に生かすことを考えています。
決してないものをなげいたりはしません。
運というのはその人の持っている生まれつきのものではありません。
その人の考え方や行動パターンによるところが大きいんです。
Step3 自分は運がいいと思い込む/ツイてるという
運のいい人は自分は運がいいと思いこむ癖があります。
例えば、就活で最終面接に落選した時は運が良いとはどう考えても思えないですよね?
最終面接に落選は確かにショックでしょう。
しかし運が良い人はこう考えます。
「自分は運が良いのに落選したということはそもそも就職しなくてよかったのかも知れない。次の会社を探そう。」
そう考えて次に進むことができます。
運が悪い人は
「自分は運が悪いから落選した。運が悪いから何をやっても結局ダメなんだ。」
と考えます。
その結果、運が良いと思う人は行動を続けていつか希望の就職先を見つけるでしょう。
運が悪い人は行動を止める傾向にあります。
この2人に起こっていることは全く同じなのにとらえ方が違うことで結果が全く違ってきます。
こんな風に運が良いと思いこんで行動している人の方が本当に運が良くなってしまいます。
「運がいい」「ついている」と声に出すとさらに効果的です。
人は何かを記憶するときには大脳の海馬という部分が働きます。
その時に頭のなかで思っているよりも声に出して言った方が脳の細胞は活発に働くため、脳に定着しやすくなります。
好きな人に好きだと口にだすのとただ思っているのとでは全然脳への残り方が異なってきます。
ネガティブな言葉を言うのではなくポジティブな言葉を言うようにするだけで大きく変わってきます。
Step4 運がいい人は他人を思いやる
次は「運がいい人は他人を思いやる」です。
繰り返しますが、運は人が運んでくることが多くあります。
であれば自分さえ良ければと思うのではなく、他人を思いやれる人になり相手とWin-Winの関係になった方がいいんです。
例えば、宿題も見せあうことで自分が出来ていない時に友達から助けてもらえることがありますよね?
自分が助けないと誰もが助けてもらえないんです。
その結果、運が悪いと感じるというわけです。
でも、この世の中は常に競争社会なので自分だけ得したいと考えている人もいるでしょう。
そもそも人類というのは外敵から身を守るために「群れを作る」という方法で生き残って来れました。
食べ物だってたくさんの目がある方が見つけやすいし人と協力すれば食べている途中で捕食者に気づくこともできます。
もし自分の事だけを考えて群れからはぐれると猛獣に襲われて命を落とすことになりますよね。
その違いは他人を思いやっていたかどうかにかかってきます。
実際に京都大学の藤井聡教授は
「他人に配慮できる人ほど運が良い」という結論を心理学の研究で導き出しています。
あなたはこのことを心に刻んで、まずは家族、恋人、友達、クラスメイト、知り合いという具合に配慮できる範囲を広げて行って下さい。
Step5 目標や夢を明確にする
次は「目標や夢を明確にする」です。
ここでは運が良いこととそれをキャッチできることは全く別物だということです。
繰り返しますが、運は誰でも同じ確率で起こります。
では、それをつかむにはどうすればいいのか?
常に自分の夢や目標を明確にしてアンテナをはっておきながら実力をつけておくことが重要です。
実力をつけておかなければ幸運はあなたの手から逃げて行ってしまいます。
例えば、映画に出演したかったとします。
何かの縁で知り合いから「スターウォーズ」に出演してみないかと依頼があったとします。
チャンスですが今まで演技の練習をしてこなかったし英語も話すこともできない。
なので、この場合、断ることしかありません。
運は来ているが幸運を生かす能力が足りていないんです。
せっかくの幸運を不運に変えてしまったということです。
だから、日ごろから具体的な目標や夢を設定して忘れずに努力しておくことです。
運がつかみたければいつ運が回って来てもいいように実力をつけておかなければなりません。
Step6 全てはあなたのとらえ方次第
運というのは平等に与えらるものでそれをどうとらえのかどうつかむのかは自分次第ということです。
その中で運を引き寄せる人たちは
・身なりがきれいで自分を大切にしている
・自分は運がいいと思いこむ
・他人を思いやる
・具体的な目標や夢を設定し実力をつけている
ということです。
運はいたるところで今も発生しています。
あなたもこの記事を読めたこと自体がもしかしたらとても運が良いのかも知れませんね。