

こういった質問にお答えします。
こんにちは、ユキトモです。
今回は加藤容崇著「医者が教えるサウナの教科書――ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?」を解説していきます。
あなたは温泉なら入っているかと思いますが、サウナはあまり入っていないのではないでしょうか?
銭湯に行ってサウナに入らないなんて遊園地に行ってジェットコースターに乗らないのと同じくらい損をしています。
宝の持ち腐れです。
それくらいサウナはすごいんです。
サウナに入れば「集中力や決断力が高まって身体を覚醒させる」ことができます。
ビジネスマンや経営者にサウナ好きが多いのはドMだからではありません。
覚醒するためにサウナに入っているのです。
そもそもあなたは本当のサウナの入り方をご存知でしょうか?
サウナの効果的な入り方はサウナの後に水風呂に入りその後外気浴をするのが基本です。
ただサウナに入っているだけではサウナの素晴らしさを感じることはできないでしょう。
この記事を読めばサウナの素晴らしさを理解することができるでしょう。
結論
・サウナに入るとスッキリして集中力が増す
・サウナに入るとメンタルが安定する
・サウナに入ると睡眠の質が上がる
・サウナに入ると疲れがとれて美肌になる
・サウナ水風呂外気浴の順番で入る
・サウナで究極の集中力を手に入れることができる
では一つ一つ見て行きましょう。
Step1 すっきりして集中力が増す
まずはサウナのメリットから説明して行きます。
サウナのメリット1つ目は「脳疲労が取れる」ことです。
簡単に言うとすっきりして元気が出るということです。
実は脳というのは常にどうでもいいことを考えています。
例えば「今日は週刊少年サンデーの発売日だな」とか「明日はハンバーグがいいな」とかです。
そしてそのどうでもいいことに脳の7から8割のエネルギーを消費しています。
特に忙しいビジネスマンほど常に仕事の事を考えてしまいがちです。
休みの日や車の運転中も仕事のことを常に考えてしまうという人も多いでしょう。
今ではほとんどの仕事はデスクワークになったため体をあまり動かさないのに対して脳は常にフル回転しています。
つまり肉体よりも脳がとても酷使されている状態です。
そこでサウナが役に立ちます。
サウナに入ると強制的に思考をストップさせることができます。
なぜならサウナは約100℃の超高温です。
人体にとっては危機的な状況になります。
ジェットコースターに乗りながら明日の天気を考える余裕がないように、危機的な状況になると人間は余計なことを考えるのをやめてしまいます。
つまりサウナに入ると思考を一時的にストップさせることができるというわけです。
そしてサウナに入った後に水風呂に入ることで血流が増加します。
これにより脳にも血液が送られて頭がとてもすっきるするというわけです。
実際にサウナに入る前と入った後の20人の脳の活動を測定すると、サウナの後は脳疲労が取れていて、決断力と集中力が上がり感覚が研ぎ澄まされていることが分かっています。
サウナに入ると脳の疲れが取れてスッキリとした状態で仕事に取り組めるということです。
Step2 メンタルが安定する
サウナのメリット2つ目は「メンタルが安定する」です。
サウナに入った後にいらいらしている人はいません。
なぜなら、サウナにはリラックスする効果があるからです。
いらいらした気持ちが穏やかになり、ネガティブな感情が取り除かれます。
実際にメイヨークリニックの報告によると、週に4~7回サウナに入る人は、うつ病などの精神疾患が77%減少したという結果が出ています。
もし今、辛い状態なのであれば、サウナに入ることで心をリセットさせることができるでしょう。
でもなぜ、サウナでリラックスができるのでしょうか?
それは脳からアルファ波が出るからです。
アルファー波とはリラックスして何かに集中しているときに人間の脳から出る脳波です。
リラックスして集中とは?真逆のように思いませんか?
リラックスと集中は真逆のように思えるかもしれませんがそもそも深く集中している時は人はリラックスしているものです。
勉強やゲーム、物づくり集中している時はリラックスしているでしょう。
サウナに入るとリラックスしていながら集中力が増した状態に強制的に入って行くことができます。
その結果集中して仕事に取り組むことができます。
だから大きな仕事を抱えたビジネスマンがサウナを利用するのですね。
Step3 睡眠をコントロールできるようになる
サウナのメリット3つ目は「ぐっすりと眠ることができる」です。
もし、今不眠症に悩んでいる人がいるのなら試してみて下さい。
サウナに入るとその日の夜は本当に短時間でぐっすりと眠ることができるはずです。
その結果睡眠時間が減り日中の眠気を妨げることができます。
実際にサウナに入ることで睡眠の改善が得られたという人が75%もいました。
でもなぜなのでしょうか?
サウナや水風呂などの極限状態を味わうことで、脳や肉体がものすごく疲れたと勘違いして、体を休めなければいけないという合図が出るのです。
そのためまるでたっぷり運動した後のようにぐっすりと熟睡できるというわけです。
眠れない人はサウナに入れば深い睡眠を取ることで元気になることができるでしょう。
Step4 疲労回復と美肌効果
次のサウナのメリットは「疲労回復と美肌に効果的」です。
サウナに入ると疲労が取れて肌がきれいになることは何となく聞いたことがあるでしょう。
サウナで疲労が回復するのは体温が上がり皮膚の毛細血管が広がって血流が良くなるからです。
これにより新陳代謝が高まることで疲れが取れるというわけです。
ちなみにサウナには肌がきれいになる効果もあります。
肌がきれいになるのも血流が良くなるからでしょうか?
もちろんそれもあります。
ですが、肌がきれいになる大きな原因は肌が熱にさらされたことでヒートショックプロテインが出るからです。
ヒートショックプロテインは熱による刺激が加わると活性化されるタンパク質のことで細胞を修復する効果があります。
サウナに入るとお風呂と違って顔まで暑くなるので、ヒートショックプロテインが出て顔の肌がきれいになるというわけです。
男は清潔感がないとモテませんのでサウナに行ったほうがいいでしょう。
Step5 「サウナ→水風呂→外気浴」の順番で行う
今まではサウナに入るメリットを紹介してきました。
ここからはサウナに入る最も効果的な方法を説明していきます。
まずサウナの効果を最大にしたければ「サウナ→水風呂→外気浴」の順番で入ることです。
これを1セットとします。
外気浴は露天風呂などの外に出て椅子に座って深呼吸することです。
今からアクティブに活動したい人は1~2セット。
今からリラックスしたい人は3~4セット行います。
ちなみにこの1セットの途中でお風呂に入ったりしてはいけません。
なぜなのかというと、サウナの効果を最大限に引き出すにはサウナや水風呂で体を危機的な状況に持っていきアドレナリンをたくさん分泌させた後に一気に外気浴でリラックス状態に持っていくことが大切なんです。
だからお風呂に入るのはサウナの前だけです。
一度始めたらサウナと水風呂と外気浴のみを行います。
特に水風呂から外気浴はできるだけ速やかに行動することが重要です。
そして最終セットはサウナ→水風呂→水シャワーの流れで行うと良いです。
注意点として1セット終わったら水分を補給することです。
サウナに入ると合計500~1000ミリリットルの水分が失われるからです。
Step6 サウナの入り方
次はサウナの入り方を説明していきます。
まずサウナの温度はできるだけ高い方がいいです。
なぜなら温度が高くなければ体を極限状態に持って行くことができないからです。
繰り返しますが、体を危機的な状態にさせなければ、疲労回復や深い集中力は手に入りません。
2つサウナがあった場合、できるだけ熱い方に入るべきです。
そして座る場所が場所によって暑さが違います。
熱は高い所に集まるので上へ行くほど高温になります。
大きな階段状になっている和室の場合1段あたり約10℃も異なります。
できるだけ熱い場所に座ることが重要だから、最上段のできればヒーターの正面が一番の特等席です。
もしヒーターの正面が空いてなくても最上段に座るといいでしょう。
そして体勢はあぐらをかくか体育座りにすることです。
サウナはできるだけ体全体の温度差をなくして血流を良くする方がいいからです。
座ってぶらぶらさせた体勢では、頭の方の温度が高いのに対し足の温度が低くなります。
ムラなく全身を温めるためにも足はあぐらをかいたり体育すわりをした状態にするのがいいでしょう。
そしてサウナに入る時間はおよそ5分くらいを目安にするといいでしょう。
もし脈拍を測ることができる場合は脈拍が平常時の2倍になったら、サウナ室からでるといいでしょう。
平常時の脈拍数が60ていどなら120回になったらサウナ室を出ます。
もし測れない場合は5分を目安に、背中の中心が人割と温まったように感じたらサウナ室を出ると良いでしょう。
ちなみに耐えすぎて心拍数が200回を超えると心臓への負担が大きすぎる状態になります。
そうなる前にサウナ室から出ることです。
Step7 水風呂への入り方
次は「水風呂」です。
サウナを出たら次は水風呂に入ります。
水風呂が苦手という人もいるかもしれません。
ですが、心身のパフォーマンスを上げるためには必ず水風呂に入らなければいけません。
いきなり入ると急激な温度変化によって失神したり脳梗塞などを引き起こす可能性があります。
ですからまずは水シャワーを浴びたりして体を慣らしてから水風呂に浸かるのがいいでしょう。
そして水風呂に入る時は大きく息を吐きながら入ることです。
息を止めて水風呂に入ると横隔膜が下がった状態を維持するために心臓に大きな負担がかかってしまいます。
これが心臓がバクバクする原因です。
横隔膜というのは肺呼吸に関わる筋肉の一つです。
息を吐きながら水風呂に入る場合横隔膜が上がり、心臓への負担を減らすことができます。
そして冷たいと言う感覚も多少は和らぎます。
水風呂に入ったら肩までしっかり浸かることが重要です。
できるのであれば頭まですっぽり丸ごと入ってみるといいでしょう。
水平になって浮遊する体勢でもいいでしょう。
水風呂に入っているのは時間にすると大体1分程度です。
息がスースーしてきて脈拍数の平常に戻ってきます。
そしたらすぐに水風呂出ることです。
決してダラダラと水風呂に入っていてはいけません。
Step8 外気浴は気持ち良さを優先する
次は「外気浴」です。
水風呂から出たら軽く身体を拭き、すぐに外気浴に向かいます。
水風呂の後に外にでたら寒くて死んでしまうという人もいるかも知れません。
ですが、水風呂を1分で上がっていれば、体の中の体温はサウナによって上がっているためぽかぽかしてとても気持ちがいいはずです。
姿勢は椅子に座るかスペースがあれば横になるのがいいでしょう。
外気浴の時間は5~10分程度、足が少し冷たく感じる程度までがベストです。
それが終わったら水分補給して1セットが終了です。
これを繰り返します。
集中して行動したければ1~2セット。
リラックスしたければ3~4セットを繰り返すといいでしょう。
ただ注意点として水風呂から出た後外気浴をするまでの時間は短ければ短い方がいいでしょう。
なぜなら最高の集中力を手に入れるためには、サウナや水風呂で体を危機的な状況に持ってい行った後に一気に外気浴でリラックス状態にする必要があるからです。
リラックスはしているけど感覚が研ぎ澄まされてる「ゾーン」と呼ばれる状態です。
だから水風呂から出た後は速やかに外気浴に移行することがとても重要です。
Step9 お風呂とサウナは全く違う
最後に少し注意点としてサウナとお風呂の違いを説明します。
サウナじゃなくてもお風呂に入っているだけで体の疲れはとれるという人もいるかもしれません。
確かにお風呂でも体の疲れはとれるしリラックスもできます。
ですが、お風呂上がりに仕事をする気にはならないでしょう。
眠くなりますよね。
一方サウナは体を一時的に危機的な状況に置くことで脳がスッキリして集中力が上がります。
今から大きな試合やテストがある場合は温泉ではなくサウナに入るべきです。
まとめ
・サウナに入るとスッキリして集中力が増す
・サウナに入るとメンタルが安定する
・サウナに入ると睡眠の質が上がる
・サウナに入ると疲れがとれて美肌になる
・サウナ水風呂外気浴の順番で入る
・サウナで究極の集中力を手に入れることができる
サウナってすごいですね。
なんで今までここまでいろんな人がサウナに通うのかわからなかったのではないでしょうか?
こういうことだったんですね
サウナに入ることに理由があることが分かりました。
サウナに行って心身を研ぎ澄ませてはいかがでしょうか。
今日はここまでです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
以上です。