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スマホに使われるな!使い倒せ!「スマホ脳」

2021年5月5日

1日に何回もスマホを見てしまって気づくと1日があっという間に終わってしまいます。どうすればいいのかおしえて下さい。

 

こういった質問にお答えします。

 

こんにちは、ユキトモです。

スマホを1日に何回もやっぱり見てしまいますよね?

今回はアンデシュ・ハンセン著の「スマホ脳」という本を解説していきます。

スマホ依存症になっている方もこれを読めば改善できるでしょう。

 

あなたはスマホを1日に何時間観ているか把握していますでしょうか?

だいたい平均2~3時間です。

人によってはもっと多く触っている人もいるでしょう。

朝起きてまずやるのはスマホに手を伸ばすこと、1日の最後にやるのはスマホをベッドの脇のテーブルにおくこと。

私たちは1日に1600回以上スマホを触り、平均して10分に1度スマホを手に取っています。

レストラン、カフェ、街中、電車、バスの中など見渡すと誰もが自分のスマホをじっと見つめていますよね。

場合によっては友達と会話している時にさえスマホを取り出している人もいますよね。

スマホは「新しいドラッグ」です。

全て事実です。

ではここから、スマホがいかに自分の人生に悪影響を与えているのかを知り、そこから脱却することができるように説明して行きます。

結論

・スマホによって集中力が失われる

・テーブルの上にスマホを置くな

・SNSを使うほど孤独になる

・ブルーライトによって不眠になる

・IT企業トップは子供にスマホを与えない

では一つ一つ見て行きましょう。

 

Step1 「何かが起こるかもしれない」と思うからハマる

1つ目は「なぜみんながこれほどスマホに熱中してしまうのか」です。

簡単に言うとみんながスマホに夢中なのはドーパミンがたくさん出るからです。

ドーパミンは脳から放出される「行動を起こさせる成分」です。

このドーパミンは「もしかしたら良いことが起こるかもしれない」という時にたくさん放出されます。

 

例えばカジノやパチンコ、スマホのガチャなどです。

絶対に当たるパチンコやスマホのガチャよりももしかしたら当たるかもしれないという方が、人は中毒になりやすい傾向にあります。

アップルの新商品の発表会ももしかしたら想定外の新商品が発表されるかもしれないとみんなが思うから盛り上がるというわけです。

「何かが起こるかもしれない」という期待以上に行動をかり立てるものはありません。

 

そしてこの法則を利用したのがSNSやLINE、メール、マッチングアプリなどです。

あなたがマッチングアプリを開くのは自分好みの異性から連絡が来ているかもという淡い期待があるからです。

あなたがSNSを開くのは重要で新しい情報や「いいねがたくさんついていてバズっているかも知れない」という期待から開くのです。

 

心当たりがあるのではないでしょうか?

この機能は私たちが原始時代にはとても役に立ちました。

「もしかしたらもう少し歩けば果物や獲物を見つけられるかも知れない。」という期待や

「もしかしたらライオンの群れがいるかも知れない。」という警戒をしているので役に立ちました。

そういった時にドーパミンが出て行動や警戒をすることが出来ました。

その結果、長く生き延びることができたというわけです。

しかし、その生き残るための機能によって私たちは今のスマホのとりこになっています。

スマホが鳴ったらチェックせずにいられないのではないでしょうか?

今では私たちはライオンではなくツイッターに気を取られるようになりました。

 

Step2 スマホによって集中力が失われる

2つ目は「スマホによって集中力が失われる」です。

ここ数年で人間は集中力を大きく失っています。

2時間の映画を観ている最中に1度もスマホを見ない人がいったい何にいるでしょうか?

映画を観ている最中にスマホが鳴ったら、映画に集中できなくなるはずです。

心当たりあるのではないでしょうか?

実際に私たちの脳は1度に1つの事しか集中できません。

 

しかし、マルチタスクの人もいると思いますよね?

複数の作業を同時にしているように見えても、実際にやっていることは作業の間を行ったり来たりしているだけなんです。

だから勉強中にほんの数秒LINEを見ただけでも、再び勉強に集中するまでには多くの時間がかかります。

では、電源を切ってポケットにいれておけばいいのではないかと思いますよね?

でも、そんなことをしてもスマホの魔力は抑えられません。

実際に、大学生500名の記憶力と集中力を調査した実験でポケットにスマホが入っているだけで集中力が邪魔されていることが分かっています。

スマホを触っていても触ってなくても脳はスマホがどこにあるのかはっきりとわかっています。

ものすごい中毒性があるということですね。

 

Step3 テーブルの上にスマホを置くな

3つ目は「テーブルの上にスマホを置くな」です。

友達と食事やお茶をしている最中に相手がスマホを取り出すと、話がつまらなく感じてしまうことが分かっています。

確かにスマホをしながら話してもつまらないとあなたは感じたことはありませんか?

実際にある研究で10分間テーブルをはさんで自由に話をしてもらう実験をしたところ、視界にスマホがあった人達は会話があまり楽しくなかったと感じた上に、相手への信用や共感を取得しにくい斗感じていました。

異性と話すときにスマホをテーブルの上に出したらそこで終わってしまいます。

その実験ではスマホはただテーブルの上にあっただけで、手に取って触ることは禁止されていました。

だから誰かと話すときはテーブルの上にスマホを出さないことです。

さもないと話をしてもつまらない人だと思われてしまいます。

スマホは触っていなくても確実に私たちの注目を引き付けようとしてきます。

まるでドラッグのようですよね。

 

Step4 SNSを使うほど孤独になる

4つ目は「SNSを使うほど孤独になる」です。

今の時代、SNSをやっていない人はいないでしょう。

しかしそのSNSのせいで孤独を感じやすくなっているとしたらどうでしょうか。

実際に2000人近くのアメリカ人を調査した結果、SNSを熱心に利用している人たちのほうが孤独を感じていることがわかりました。

そして実際に人間関係に時間を使う人ほど幸福感が増した一方で、フェイスブックに時間を使う人ほど幸福感が減っていることがわかりました。

 

やはり、SNSでは孤独感は癒すことはできません。

よく考えれば当たり前のことですよね。

孤独な人がSNSをやっているからと言って孤独を感じなくなるかと言ったらそのような訳がありません。

もしもSNSで孤独を感じなくなるのであれば、精神疾患はスマホの普及とともに大幅に減っているはずです。

しかし、実際にはSNSによって人は不安になり、心の健康を損なうことが分かっています。

でも、なぜなのでしょうか?

 

それはSNSは劣等感を感じやすいからです。

SNSでは自分より100倍フォロワーが多い人がいるし、自分より遥かにイケメンで美女で平日にバカンスに行く人たちをすぐに見つけることができます。

まるで「良い人生とはこういうものです。」と見せつけられているようなものです。

その結果自分は底辺だと感じてしまいます。

SNSをしているからと言って全員の精神状態が悪くなるわけではありません。

ですが自分と誰かを比べてしまいやすい人はSNSを見ない方がいいでしょう。

インスタグラムやツイッターが仕事ではない人は別にやる意味はありません。

 

Step5 ブルーライトによって不眠になる

5つ目は「スマホを見ると不眠になる」です。

パソコンやスマホのブルーライトには眠りを誘発させる「メラトニン」の分泌をおさえる効果があります。

なぜなら私たちにとってブルーライトは晴れ渡った空から降り注いで来るものだったからです。

だからスマホを長時間見たり、夜中にゲームをしていると脳が朝だと錯覚して、寝つきが悪くなるというわけです。

実際に600人を対象に観察した研究で、スマホなどのスクリーンを見ている時間が長い人ほど眠れなくなることが分かっています。

寝る前のスマホはやめた方がいいんですね。

さらに、実はスマホが寝室にあるだけで睡眠を妨げる効果があることが分かっています。

スマホを部屋の中に置いて寝ていても脳はどこにスマホがあるのかを鮮明に覚えています。

「スマホを見たい!ドーパミンをたくさん出したい!」となります。

だから就寝前はスマホを必ず別の部屋に置いておかなければなりません。

完全に空間で切り離すことが重要です。

 

Step6 IT企業トップは子供にスマホを与えない

6つ目は「IT企業トップは子供にスマホを与えない」です。

子どもにスマホを与えればずっとスマホやタブレットを見続けて、それを取り上げると泣き叫びます。

そして放心状態になります。

実際にIT企業の人たちは自分たちがどれだけ中毒性の高いものを皆さんに提供しているのかを深く理解しています。

そのためスマホを制限して使っている人が多くいます。

アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏のエピソードは有名です。

彼はあるインタビューで「うちでは子供たちがデジタル機器を使う時間をきびしく制限している」と答えています。

また、ビル・ゲイツ氏も子供が14歳になるまでスマホは持たすことはなかったと話しています。

彼らは考え方が遅れているのでしょうか?

いいえ、違います。

スマホがどれだけ中毒性の高いものなのかを彼らは気づいていたのです。

そしてその危険性についても理解をしていました。

 

Step7 運動をすることがスマホへの対抗

7つ目は「運動せよ」です。

ここまでスマホがどれだけ人間に悪影響を与えるかを説明してきました。

今からはそのスマホに対抗する方法を声明していきます。

まずは「運動すること」です。

多くの人がスマホによりストレスを受けて、集中できずにいます。

大量のごみ情報の洪水におぼれている状態です。

そこで最もいい解決方法が「運動」です。

実際にテストを受ける前に20分間運動をするとほぼ全員の集中力が高まりテストの結果が良くなったというデータがあります。

運動は改めてすごいことが分かりますよね。

でも、なぜ運動で集中力が増すのでしょうか?

恐らく私たちの先祖が体を良く動かしていたからだと思われます。

狩りをしたり自分から猛獣から追われている時は最大限の集中力が必要でした。

周りの事など気にしていられません。

そのため、運動を取り入れることで集中力が増して活発になり脳の働きも良くなります。

さらにストレスや不安への効果もあります。

 

では、運動するならどんな運動がいいのでしょうか?

ランニング、ウォーキング、ヨガ、筋トレなどなんでもいいです。

1週間に2時間が最も効果的です。

できれば心拍数は上げた方がいいですね。

だからゆっくり歩くよりも早足で歩くといいでしょう。

 

Step8 スマホから脱却する8つのアドバイス

8つ目は「スマホから脱却する8つのアドバイス」です。

  1. スマホではなくていい機能はスマホを使わない
  2. スマホの通知を全てオフ
  3. スマホの画面をモノクロにする
  4. チャットやメールをチェックする時間を決める
  5. 誰かと会っている時はスマホを表に出さないこと
  6. スマホを寝室に置かないこと
  7. 1週間に2時間は運動をすること
  8. スマホからSNSをアンインストールしてパソコンで使うこと

まず1つ目は「スマホではなくていい機能はスマホを使わない」ようにすることです。

例えば目覚まし時計です。

 

次に「スマホの通知を全てオフ」にすることです。

これは繰り返しますがスマホの通知は人間から集中力を奪います。

あとは「スマホの画面をモノクロにする」です。

少し不便になりますが、色のない画面の方がドーパミンの放出量が少ないことが分かっています。

 

次は「チャットやメールをチェックする時間を決める」です。

時間を決めておかないとついつい見てしまうことを防止するためです。

 

次は「誰かと会っている時はスマホを表に出さないこと」です。

一緒にいる相手に集中しないと失礼ですよね。

友達といる時はスマホを出すのは今日でやめにしましょう。

 

そして「スマホを寝室に置かないこと」です。

スマホは必ず別室に置いて寝ることです。

 

そして「1週間に2時間は運動をすること」です。

心拍数を上げる運動が良いですね。

 

次は「スマホからSNSをアンインストールしてパソコンで使うこと」です。

全部は無理でしょうから少しでもいいので実践するとスマホの魔力を弱めることができるでしょう。

 

まとめ

・スマホによって集中力が失われる

・テーブルの上にスマホを置くな

・SNSを使うほど孤独になる

・ブルーライトによって不眠になる

・IT企業トップは子供にスマホを与えない

 

です。

スマホは便利は反面、私たちは集中力を失い、ストレスを抱え、孤独で不眠になります。

たくさん得るとたくさん失うものなのです。

恐ろしいことです。

 

スマホに使われるな!

スマホを使い倒せ!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上です。

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