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気持ちの良い人生を送るには?「礼儀正しさ」を身に着ける

 

あなたは無礼な人が会社や学校、身の回りにいませんか?

そのような人は避けるべきと唱えている本をご紹介します。

「『「礼儀正しさ』こそ最強の生存戦略である」クリスティーン・ポラス著を解説します。

 

礼儀正しさこそ最強の生存戦略である

長期的なお金持ちや成功者は礼儀が正しい人が多い傾向にあります。

何故でしょうか?

お金に余裕があるからでしょうか?

答えは無礼なことが損であることを知っているからです。

無礼物が損をしているということですね。

 

無礼さがどれだけ人生に悪い影響を与えるのかを20年間研究した結果をクリスティーン・ポラス先生はこの本に著しています。

無礼さがとても人生に悪い影響があることを科学的に解き明かしています。

そんな無礼さがどれだけ良くないのかを4つのステップで説明します。

 

Step1 無礼な人がもたらす悪影響

1つ目は「無礼な人がもたらす悪影響」です。

それは3つあります。

1.「無礼さは周りに伝染する」

無礼な人の近くにいる人も無礼な人になることが分かっています。

例えば、失礼な言葉遣いの店員さんから接客を受けた時、自分自身までイライラしてつい口が悪くなってしまいませんか?

他にも同僚にあいさつをしたにも関わらずあいさつを無視されたらもう、あいさつするのは止めようと思いますよね?

 

無礼な扱いを受けると他人に協力しようとする人が1/3にまで減ることがわかっています。

無礼な人とかかわると無意識のうちに自分まで無礼になってしまうということです。

2.「無礼だと損害が出る」

無礼さによってアメリカの会社全体で年間56兆円もの損失が出ていることがわかっています。

実際に無礼な態度を目にしただけでも成績は20%も低下しました。

自分が無礼な態度を受けなくても成績が下がったのです。

 

例えば、職場で同僚が上司から怒鳴られたり見下されたりしているのが聞こえてくる環境で仕事に集中はできませんよね?

気になって仕方がないですよね。

無礼な人というのは周囲の人間の生産性を下げて会社に損害を出します。

3.「無礼さは健康を害す」

無礼な態度は人の健康にも悪影響を及ぼすことが分かっています。

ストレスが肥満や喫煙と同じくらい健康に悪いことが分かっています。

そのストレスの大部分が「人間関係」です。

 

もし職場に無礼な人がいると協力的な人間関係を築くことができません。

よって、ストレスが溜まって体調を崩しやすいということです。

確かに、職場に無礼でイラつく人がいると地獄ですよね。

無礼な人がいると健康やお金、仕事の生産性も下がるしいいことはありません。

無礼さは百害あって一利なしです。

補足ですが、無礼な態度は脳に記憶されやすいこともわかっています。

何を言ったかは忘れてしまうが、「あいさつしない人とか怒鳴っている人」って覚えてしまう事ってないでしょうか?

無礼な態度というのは脳に記憶されやすいのです。

つまり無礼な態度を取るというのは勉強不足ということです。

無知だと言わざるを得ないですね。

 

Step2 礼儀正しい人のメリット

2つ目は「礼儀正しい人のメリット」です。

まず、礼儀正しいだけでチャンスが増えます

そして仕事が得やすくなります。

何かをやるときに親切で愛想がいい人と無礼で不愛想な人だったらどちらに声をかけますか?

当然、親切な人ですよね。

どれだけ仕事ができても不愛想な人は関わりたくないですよね。

例えば、メールの返信が4日遅れて来てメッチャため口とか嫌ですよね。

何かあった時に誘われるのはいつも礼儀正しくて親切な人です。

礼儀のある人は会社以外でも多くの人から声をかけてもらえるし、周囲に人が集まってきます。

そのため幅広い人脈やチャンスをつかむことができます。

 

もちろん出世したければ礼儀が正しい方がいいでしょう。

出世するためには周囲の人たちに出世するにふさわしい人だと思ってもらう必要があります。

いつも怒鳴っていてあいさつを無視して人を見下してくるような人が出世させてもらえることはないですよね。

 

出世するためには仕事の能力以外にも「やさしさ、思いやり、気配り」が必要です。

礼儀正しさというのは仕事の能力以上に重要だと言えるでしょう。

 

Step3 礼儀正しさと無礼さの違い

3つ目は「礼儀正しさと無礼さの違い」についてです。

5つの項目にわけて説明します。

1.笑顔を絶やさない

礼儀正しく見られたければ笑顔が重要です。

礼儀正しさをあげる有効は方法として誰かと3メートル以内まで近づいたら目を合わせて微笑みかけます。

1.5メートル以内になったら「こんにちは」と声をかけるといいでしょう。

逆にいつも不機嫌な顔をしていて目を合わさずにあいさつもできない斗無礼な人だと思われてしまいます。

笑顔とあいさつは重要です。

 

2.相手の話を聞く

例えば仕事で不満を感じている時に上司が関心を持ってその話を聞いてくれると心が救われるでしょう。

自分のことが分かってくれていると思えますよね。

逆に無礼なのは相手がまだ話しているのにさえぎって自分の話を始めてしまうことです。

「そんなことで悩んでするの?」

と言って人を見下すような話し方をしてしまう人までいますよね?

あなたはしていませんか?

話すことと聞くことの割合は1:2がベストです。

 

3.相手を尊重する

あなたは外食時に水が出てきた時、店員さんに「ありがとうございます」と言えてますでしょうか?

部下から書類が出来上がったて来た時に「ありがとう」って言えてますでしょうか?

ほんのささいなことにも感謝が言えるのが礼儀正しい人です。

逆に無礼な人は自分よりも下の立場の人に無礼な態度を取ります。

部下をみんなの前で怒鳴ったり見下したような発言をしたり相手が目の前にいるのにスマホばかり見たり平気で遅刻したりする人は最悪です。

相手を全く尊重できていません。

 

4.与える人になる

実際に他人に何かを与える人は与えない人よりも得をするということがわかっています。

与えることで自分の取り分が減るはずと考えてませんか?

違います。

与えることで周囲の人間関係が良くなってみんなで協力できるからです。

人間関係が悪ければストレスもたまるし、協力できないでしょう。

では、何を与えればいいのでしょうか?

そんなに多くの物を与えなくてもいいんです。

自分の重荷にならない程度で、まず口に出して日ごろの感謝を伝えて見ると良いでしょう。

例えば、いつも行く喫茶店の店員さんが「いつもありがとうございます。」と言ってくれるとうれしいのではないでしょうか?

そんな些細な事でもこの人は礼儀正しい人だなと感じてもらいやすくなります。

 

5.自分だけの手柄にしない

確かに協力してもらった時に手柄を独り占めしてはいけません。

全ての人が得できるように配慮が必要です。

その礼儀正しさがあればまた協力してもらえるでしょう。

まとめると
礼儀がある人は笑顔で、あいさつができて、話が聞けて、相手を尊重して、与えられる人ですね。

逆に無礼な人は不愛想で、怒鳴ったり、見下したり、与えない人です。

無礼な態度は人によって感じ方が変わると思う人もいますよね?

あなたの事を思って叱ってくれている場合もあります。

ですが、この本では例え能力不足やルール違反があったとしても怒鳴ったりひどく叱ったりすることは悪影響だと言っています。

 

なぜなら無礼かどうかは相手がどうのように感じたかで決まるからです。

上司が「お前のために言っているんだ」と思うのは自由ですが部下が不快に感じたらやる気は無くなるでしょう。

 

Step4 無礼な人への対策

最後は「無礼な人からどのようにして身を守るか」です。

無礼な人が会社の上司だったり会社の同僚でどうしても離れられない場合は会話を手短にすることです。

無礼な人と長く話していると無礼さが伝染してイライラしてしまうからです。

そして無駄な会話をしないように要点だけを単刀直入に話すことです。

仕事の場合なら仕事の要点だけを話すようにします。

そしてできるだけ顔を合わせて仕事をする機会を最小限に減らします。

メールとかチャットとかで連絡のやり取りをするのがいいでしょう。

そして重要なポイントはどんなに無礼な態度を取られても決して我を忘れて言い返してはいけません。

そんなことすれば相手のレベルまで自分を落とすことになります。

とにかく淡々と仕事だけのドライな関係に徹することです。

決して深入りしてはいけません。

 

まとめ

以上をまとめると、

・無礼な人とかかわると健康も仕事も金銭的にも損をする

・礼儀正しいければ人脈に恵まれていろいろなチャンスが巡ってくる

・礼儀正しくなりたければ相手を尊重して笑顔で話しを聞く

・無礼な人ともし別れられない場合はできるだけ接する機会を最小限にする

 

今回の礼儀正しさを身に着けてもっと大きくなってくれることを期待します。

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