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勉強はやっぱり必要!「現代語訳 学問のすすめ」

2021年4月19日

なんで勉強しないといけないの?

あなたは勉強は嫌いですか?

勉強が好きな人はあまりいないと思います。

ではなぜ私たちは勉強をしないといけないのでしょうか?

勉強をしないでゲームがしたいですよね?

何故勉強しないといけないのかを解説していきます。

参考文献は「現代語訳 学問のすすめ (ちくま新書) 福澤諭吉」です。

勉強する理由は大きく分けて4つあります。

・騙されないため

・信用されるため

・選択肢が増える

・お金持ちになり、地位が高くなる

 

では詳しく解説していきます。

 

Step1 騙されないため/学べば本質に気づくことができる

1つ目は「騙されないため」です。

勉強していない人というのはなんでもかんでも信じてしまいますよね。

だから世の中に出るとすぐに罠にかかって悪人に騙されてお金を奪われてしまいます。

例えば、

詐欺に会ったり、生命保険に入ったり宝くじを買ったり、リボ払いしたりです。

勉強していない人はその商品を売っている人が何を考えているのかまでは考えません。

でも、勉強をしていれば、疑問が生まれます。

なんで無料でもらえるんだろう?とかなんで簡単にお金を貸してもらえるんだろう?という具合にです。

1つ1つ見て行くと大体の事は裏側に商売が絡んでいることが多いんです。

学ばない人は全て信じ込んでしまい結果的にお金と健康を失います。

福沢諭吉先生の言葉に「学問とはつまるところ、判断力を養うことである」とあります。

要するに学べば学ぶほどいろいろなことに疑問を持つことが出来るようになります。

「なんでこうなるんだろう?」という具合です。

そうやって疑問に思ったことを調べて行くと物事の本質にたどりつくことができるようになります。

仕事はスーツでなくてはいけないとか1日3食食べるべきとか言われていますが果たして本当か?となります。

例えばニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て「なぜリンゴは気から落ちるのに、月は落ちてこないのだろう?」という疑問を持ちました。

そのような疑問からたどり着いたのが「万有引力の法則」です。

もしもニュートンが物理学を学んでいなければ疑問を持つこともなかったでしょう。

リンゴが落ちたのを見て、「ラッキー」としか思わなかったでしょう。

学べば学ぶほど疑問が生まれて本質に気づくことができます。

そして正しい判断をすることができるようになるでしょう。

そういったことが出来るようになるのはやはり学びが無ければなりません。

 

Step2 学歴があると説得力が増す/人望が集まる

2つ目は「学ばなければ人望が身につかない」です

人望とは多くの人が寄せる尊敬・信頼・期待の事です。

簡単に言うとついて行きたくなる人ってことです。

ばかな投資家にお金を預ける人がいないですよね?

ばかな経営者についていく社員がいないですよね?

ついて行きたいと思う人というのは頭のいい人でしょう。

出版されている本などを見ればわかりますが、「東大卒やハーバード卒という学歴があるだけである程度本が売れます」

それはなぜか?

この人から学べることがあると感じるからです。

だからこの世の中では経歴詐称をする人が出てきます。

福沢諭吉先生の言葉に「人望を手に入れるためには、知性と心の素直さが必要である」とあります。

学ばないと誰もついては来ないということです。

自分よりばかなリーダーについて行く人はいないし、馬鹿そうな医者に診てもらおうとは思いませんよね?

税理士も弁護士も医者も全員頭が良さそうに見せないと商売が成り立ちません。

つまり多くの人が寄ってくるというのは100%知性のある人ということになります。

そのためには学ぶしかありません。

もちろん人望なんて必要ないと思っている人は勉強しなくてもいいと思います。

 

Step3 学ぶのは選択肢を広げるため

3つ目は「学ぶのは選択肢を広げるため」です。

世の中には勉強しなければなることができない職業が多くあります。

弁護士、医者、教師、薬剤師、アナウンサーなどお金を稼げる仕事に就くためにはある程度の学力が必要な場合が多いんです。

高卒の場合は上場企業の面接試験すら受けることができない人も多いんです。

勉強した人は多くの職業の選択肢から1番満足のできる職業を選ぶことができます。

勉強をサボった人の選択肢は悲しいほど少なくなります。

22~65才まで43年間働いたとすると一生の労働時間は82,560時間になります。

職業の選択肢が少ないというのは人生の選択肢が少ないのと同じです。

でも、勉強ができるのと仕事ができるのとは別と考えてませんか?

どれだけ仕事ができるのかは面接ではわかりませんよね?

社会人になったら何をするにもまず学力で審査されます。

たかが勉強をメンド臭いと思って頑張れない人は何も頑張れないと思われるのがこの世の現実です。

あなたは、今やりたい仕事はありますか?

まだない方は勉強しておくことをオススメします。

学生の方は自分がどんな仕事に就きたいのかを勉強を通して考えることが出来る期間です。

実際、20才を超えてからなりたい職業が決まった時に学力がないためになれないというのが一番辛いですよね?

大人になって「もっと勉強しておけばよかった・・」と後悔することになります。

 

Step4 学ばないと「地位が低く、貧乏になる」

4つ目は「勉強しないと、地位が低くなって貧乏になる」です。

福沢諭吉先生の言葉に「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」とあります。

有名な言葉ですよね。

人は生まれによる身分の上下はなく平等であるという意味です。

ですが、本当の意味は違います。

この人間の世界を見てみると生まれた時は平等ですが、年を重ねるにつれて賢い人も愚かな人も出てきますよね?

貧しい人もお金持ちもいます。

優しい人もいれば、犯罪者もいます。

地位の高い人、低い人もいます。

この差は一体なぜあるのでしょうか?

それは「学ぶか学ばないか」ただそれだけです。

この言葉は「人間は平等だ」っていいたい訳ではありません。

人間に生まれたからには積極的に学びましょうと言ってます。

実際、この世の中には難しい仕事と簡単な仕事がありますよね?

頭を使う仕事は難しい仕事で地位の高い人

頭を使わなくてもできる仕事は簡単な仕事で地位の低い人

だと福沢諭吉ははっきりと言っています。

その違いはたった一つの学問を学んだか学んでないか、ただそれだけです。

こんなことを堂々と今の日本で言ったら大炎上しそうですよね。

ですが、1万円札に選ばれるレベルの福沢諭吉先生が言っているところが皮肉ですよね。

地位が低くて貧乏なのは学ばなかったからだと肝に銘じて下さい。

 

ただ勉強するだけではダメ

最後は「学ぶとは何か?」です。

英語とは社会とか数学とかの勉強も学びでとても重要です。

難しい文章を読んで、難しい数学の問題を解き、理科の専門用語を覚えることに満足してはなりません。

それは包丁やまな板といった道具の名前を知っているだけで料理が出来ない調理師と同じです。

問題なのは学んだことを現実の社会に活用するかです。

そう考えると実生活も学問だし、経済や世の中の流れを察知するのも勉強です。

福沢諭吉先生の言葉に「実用性のない学問はとりあえず後回しにしていい、それよりも一生懸命やるべきなのは普段の生活に役に立つ実学である。」とあります。

いろいろな学問を通していろんな事実を抑えた上で物事の性質を客観的に見定める必要があります。

この知識をどのように活かせるかを学ぶことが重要です。

ゲームが好きならそれをどのように活かすか?

どのように役に立たせるのか?

それを学ぶことが重要です。

その教材としてさまざまな学問があるにすぎません。

 

まとめ

 

・勉強すると騙されない

・勉強すると人から信用される

・勉強すると選択肢が増える

・勉強するとお金持ちになり、地位が高くなる

 

そして学んだことをどのように現実社会に活かすかが重要です。

以上の内容が勉強する理由の全てです。

人生に迷ったときは今回の事を思い出してください。

大事なのは人である以上は常に学び続けることが重要です。

以上です。

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